風を追って久米島へ <後編>

2022/06/19

~行ってみなきゃわからなかった久米島の魅力~

東洋一美しいと言われる「ハテの浜」を目的に、他には何も計画をせずふらっと手ぶら、風まかせで沖縄離島の久米島へ行ってきた編集部員です。久米島と言ったらほかには泡盛の“久米仙”程度しか知らなかったものの、1泊2日で素敵な体験ができたので、その魅力を7つのポイントにしてご紹介します。 ふらっと訪れた「ハテの浜」観光を含む1日目は「風を追って久米島へ <前編>」をご覧ください。


原チャを借りて島内一周

暖かい久米島の風を感じて2日目は普通免許で運転できる原チャ(1日3,500円程度)を借りることに決定。夏は予約でいっぱいなことが多いものの、冬で観光客が少なかったので当日行ってレンタルができました。レンタカーはホテルの駐車場で乗り捨て返却できます。上着をホテルに預けていざ出発。原付バイクに乗るのは人生3回目の素人でも、交通量の少ない久米島では危険を感じることなくゆっくり運転できました。心配であれば今回レンタルさせて頂いた「ラッキーゲイト」さんなら駐車場で練習もさせてくれます。


 7つの魅力その①:高台から島を一望、宇江城城跡(うえぐすじょうあと)

まずは島全体を見渡して島の大きさをつかもうということで、久米島で1番高いとされる標高約310mの宇江城城跡へ。実際に訪れて何より気持ちよかったのは吹き抜ける風。土の香りと潮風が心地よく、ここでコーヒーでも飲めたら最高。今年(2016年)の台風の影響で1番高い一の郭まで行く階段は崩れていたものの、2番目に高い二の郭でも充分絶景でした。


7つの魅力その②:ドライブで爽快感、てぃーだ橋

宇江城城跡を訪れた後、まったく観光プランを立てずに適当に風まかせに走っていたら出会った風景がこちら。2013年に開通した「てぃーだ橋」です。上りはまるでこれから久米島の上空を飛ぶ飛行機、下りは久米島の透き通る海に吸い込まれそうな景色が広がり、爽快感は抜群。※勾配が急な箇所があるので下りはスピードの出しすぎに注意が必要です。


7つの魅力その③:自然が造りだした神秘と久米仙人、ヤジャーガマ鍾乳洞

この場所もなんとなく暖かい風を感じながら島を一周する道路を走っていたら看板を見つけてふらっと寄った場所。恐ろしげな入口を通過すると中は何にも見えない真っ暗闇。諦めて帰ろうとしたところ、“久米仙人”と自称するボランティアガイドに遭遇しました。

久米仙人

この久米仙人の鍾乳洞案内が秀逸。軽快なトークに加え、ライトも貸して頂き、特殊な見方で暗闇だった鍾乳洞が金や銀に輝く素敵な場所へと変貌を遂げました。なかには銀河のように見えてまるで宇宙空間にいるような場所も。写真では撮れない微妙な光の演出なので訪れた際は是非肉眼での確認をおすすめします。


7つの魅力その④:ノープラン旅にはもってこい、空が高い久米島の道

計画をしていないので○○に行かなくては行けないという時間制限がなく、鍾乳洞の後もゆっくり原チャでめぐりました。その道中、サトウキビ畑の上にどこまでも続く青い空が次々に現れます。吹き抜ける風が心地よいこと間違いなし。


7つの魅力その⑤:ちょっとひと休みでも絶景、比屋定バンタ

展望台からの景色。よく目をこらしてみると、前篇で紹介した「ハテの浜」も少しだけ写っています。

島を右回りに走っていると左側に現れる絶景観光スポット。海抜約200mの場所から広がる久米島の海と空が迫ってきます。土曜日は休みなものの、日曜と祝日なら売店も営業しているので、素晴らしい風景を眺めて潮風を感じながら休憩するのがおすすめ。


7つの魅力その⑥:久米島のオジーおすすめ、ゴールデンメニュー

山盛りの海ぶどう試食

居酒屋で久米島のオジーに教えてもらった“久米島のゴールデンメニュー”の一部をご紹介。海洋深層水を使って養殖されていて、それぞれの粒のぷっちぷっちな食感が美味しい「海ぶどう」や、1日目の夜にリゾートホテル・久米アイランドにある居酒屋「南島食楽園」で食べたチビ車海老の素揚げ、赤鶏のたたきなどなど、食べきれないほどのグルメが溢れています。

都内では出回らない小さい車海老の素揚げ

7つの魅力その⑦:旅の疲れはここで癒す、バーデハウス久米島

ジャグジーからの夕景

汗を流してから東京へ帰りたかったので、「久米島 風呂」で検索したら多数ヒットしたのがここ。水深約612mからくみ上げられる海洋深層水を利用した温浴施設で、1分毎に首や肩、腰など異なる部位にお湯をあてる特殊な入浴方法で体の疲れがとれるとのことです。編集部員が感動したのは外のジャグジーに浸かりながら見た夕焼けで、今回特別に許可を頂いて撮影させて頂けました。水着着用なので家族で訪れても楽しめるほか、夏はここから直接海に入ることもできるので1日中遊べる施設です。


帰り(那覇~羽田)は上級シートの「クラスJ」に1,000円でランクアップ

行きの便も新しいシートで以前乗った時より座席間隔が広く快適だったものの、流石に疲れていたので1,000円でアップグレードできるワンランク上の「クラスJ」シートを選択。1,000円で上級シートに乗れるということでいつもは満席なものの、今回はたまたま運が良く空席が有り助かりました。

久米島発那覇行RAC便※DHC8-Q400CC

久米島~那覇間はJALグループの日本トランスオーシャン航空(JTA)と琉球エアーコミューター(RAC)が運航。今回はRACに搭乗しました。CAさんに聞いたところ、この機材はRACの特注で、“世界初”の飛行機。座席数が少なくなっていて足元広々です。貨物室も広くなり、この飛行機で久米島特産の車海老や沖縄の特産品を運んでいるとのこと。

RACの機内(普通席のみ)。※DHC8-Q400CC
那覇~羽田間のJAL機内(クラスJシート)。

羽田到着後、預け荷物受取場所によらずにすぐ出口へ。ここでも気軽旅のメリットを実感。次は海外でパスポートとスマホ、財布だけの気軽旅を計画中です。


問合せ先

各観光地やグルメ、レンタルバイク情報の問合せ先

久米島観光協会ホームページ:[詳細を見る]

JTA問合せ先

JTAホームページ:[詳細を見る]

RAC問合せ先

RACホームページ:[詳細を見る]

クラスJ問合せ先

クラスJ(JALホームページ):[詳細を見る]


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