旅のプロだけが知る!ひとり時間に没頭できる、おすすめのサードプレイス【編集部に聞きました】

2022/09/03

猛暑日が歴代最多を更新した今年はもう暫く厳しい残暑が続きそうです。9月に入り朝晩は涼しくなる日もあり、気を抜くと体調の管理がうまく行かなくなる時節柄、少々疲れ気味かなという人も少なくないのでは。かく言う私がその一人で、活力を養う手立てを求め、今回の「編集部に聞きました」は『旅のプロだけが知る! ひとり時間に没頭できる、おすすめのサードプレイス』に相成りました。

はてさて編集部から届いたおすすめは学校、スーパー、パーキングエリアなどなど、確かにサードプレイス(家庭でも職場でもない第3の場所)ではありますが、本当にこれがとびきり居心地の良い場所なのかしら???

ということで今回の「編集部に聞きました」は、『旅のプロだけが知る! ひとり時間に没頭できる、おすすめのサードプレイス』を紹介します。


■ちょっと視点を変えて自分の環境を創る

学校がまるでパリにいるかのような気分になる場所、スーパーは心の旅が愉しめるおすすめのスポットなど、本来の用途とは違った私だけの楽しみ方ができる秘密の場所がサードプレイスという声が寄せられました。ちょっと視点を変えていつもの場所を新しい環境として楽しむのがリフレッシュするコツなのかもしれないですね。

「アンスティテュ・フランセ東京(旧日仏学院)」
神楽坂にあるフランス語の老舗語学学校ですが、カフェやメディアテーク(図書館)は生徒でなくとも利用ができます(2022年8月現在、改装工事のため一般利用できる場所に制限あり)。仏語のラジオやテレビが常に流れ、フランス人教師が行き交い、まるでパリにいるかのような気分に。お腹が空いたら神楽坂通り方面へ。フレンチの名店が多く、フランス気分のお腹も満たされます。(Shihoko Akahira)

「神楽坂通り ベーカリー」イメージ
本格的なフレンチレストランからブーランジェリーまでが揃う神楽坂は「プチ・フランス」とも呼ばれています

「ナショナル麻布」
独身時代の六本木ルームシェア生活の際、暇な休日にひとりで出かけたスーパーマーケット。まるで海外のスーパーへ迷い込んだかのようなワクワク感は、いま思い出しても心躍ります。私が訪れた際にはアメリカで食べたアーティチョークやリーキなどの生鮮野菜もあり、見て回るだけでもう心は日本にあらず。周辺には大使館員のファミリーが多く住んでいるので客層もインターナショナルなのがまた非日常感に溢れます。ウィンドウショッピングだけなら無料で、心の旅が愉しめるおすすめのスポットです。(Shino Tanaka)

「アーティチョーク」イメージ

「羽田空港」
一人で気軽にいけて、旅行気分が味わえて、お弁当からデザートまで美味しいお土産を買って帰れる、羽田空港は最高のサードプレイス。頭のモヤモヤといの一番にお別れしたい私が最初に向かうのは展望台。ターミナルごとに飛んでくる航空機や周囲の風景も変わるので、「今日はどのターミナルに行こうかな…」なんて選ぶ楽しみも感じながら、気分でターミナルをチョイス。飛行機がひたすら飛び交う景色を見た後は、空弁売り場やお土産ショップを巡り、歩き疲れたらカフェで少し休憩。帰り際には空の色も変わるのでもう一度展望台から飛行機を眺めてから帰路へ。飛行機に乗らなくても旅行気分が味わえるだけでなく、心を存分にリフレッシュして明日から始まる日常という1週間に旅立てます。(Mami Kurobe)

「羽田第2ターミナル展望台」イメージ

■いつもと違う時間や場所を選び自分だけの穴場を創る

シネコンではなくミニシアター、“深夜”の海ほたるPA、“大崎駅前”のブックカフェなど、利用する時間を変えたりいつもと違う場所を選ぶことでリラックスできるという声が寄せられました。まさに、気づかずについ見過ごしてしまうサードプレイスの見つけ方ですね。

「シネスイッチ銀座」
疲れがたまり、休日はアクティブになれない、そんな時に簡単にリラックスしながら非日常を味わえるミニシアターがおすすめ。上映時間に合わせてふらっと入り、2時間ほど異国の地に思いを馳せると、不思議と旅をした後の何とも言えない充実感で心が満たされます。「シネスイッチ銀座」では世界各国から厳選された良質な作品が上映されており、私は昔、一人でインド映画を見ながら、行ったこともないインドの田舎町に旅をしたのが思い出。(Maki Iseda)

「イタリア・シチリア島」イメージ
1989年に『ニュー・シネマ・パラダイス』を日本で封切ったのは「シネスイッチ銀座」でした。

「海ほたるPA」
これからの季節におすすめは“深夜”の海ほたるPA。私が小学生の頃アクアラインが開通し、夏休みに家族旅行にでかけたり、釣りにでかけたりする際、何度も利用してきたPAで、利用したことがある人も多いはず。でも、利用するのはほとんどが日中で、深夜の姿を見たことがある人は少ないのでは?“深夜の”海ほたるPAは、大勢の人が集まる日中とはうってかわり、人が少なく、クルーズ船を模した最上階のデッキに出れば、遠くに見える東京の夜景や静かな海を眺めながら心地よい夜風を感じられる場所へと変貌します。飲食店はほとんど閉店しているものの、4階にあるファミリーマートは24時間営業しているので、コーヒーを片手にのんびり過ごすのが私の心の休憩時間。深夜は高速道路が渋滞することも少なく、都内中心部からでも片道40~50分で行けるので、さくっとドライブがてら訪れてみてはいかがでしょうか。(Keisuke Sato)

「東京湾アクアライン 海ほたるの夜景」イメージ

「スターバックス TSUTAYA 大崎駅前店」
“スタバ”を飲みながら”TSUTAYA”の本が読める通称「ツタバ」と言われるブックカフェ。代官山、六本木、新橋等都内には沢山あるのですがどこも時間の流れが速く、ひとりで時間を楽しみたい人には大崎駅前店がおすすめの穴場。本を手に取って読むことができ、何も考えず旅行雑誌やファッション誌やスポーツ誌を見たり、気がついたら読書に耽り一日中いてしまう事も。休暇に家で一日ダラダラ過ごすのは勿体ない、そんな人はいつもより少し早起きしてとりあえず足を運んでみたらいかがでしょうか。コーヒー1杯で自由に本や雑誌が読めるので、自分なりの小さな幸せが見つかるはず。(Youichi Taguchi)

「スターバックス TSUTAYA 大崎駅前店」イメージ

今週の「編集部に聞きました」はいかがでしたでしょうか。今後の旅のヒントにしていただけたら嬉しいです。さて次週は「ズバリ聞く!秋のお得なDealの見つけ方」を予定しております。10~11月の旅行を悩んでいる方に、これなら行きたい!と思える秋の旅の見つけ方を編集部が伝授します。お楽しみに。

トラベルズーでは皆様からのリクエストを募集しています。編集部に聞きたいこと、質問したいこと、相談したいことなどなど…、メッセージがございましたらお問合せ窓口までご連絡いただければ幸いです。
投稿先:support_jp@travelzoo.com


※情報は、発行前日の情報をもとにトラベルズー編集部が独自にリサーチしたものであり、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
※写真はイメージです。

人気のページ