肩肘張らない温泉旅 -- 日帰り温泉&銭湯指南【編集部に聞きました】

2022/09/19

旅好きのトラベルズーメンバーの皆さん。突然ですが、こんなお悩みを抱えていませんか。

暑さが和らいできたら、そろそろ温泉でも行きたいな。…あっ、宿泊するなら全国旅行支援や県民割が適用されるか調べないと。あれ、キャンペーンってそもそもいつまでだっけ?県民割は9月末までか。全国旅行支援も9月内に始まるの?うーん、割引の仕組みがいまいち分からない…。いつ旅行に行くかちょっと悩むな…。あーでも温泉に行きたい…!

そんなときは、トラベルズー編集部にお任せください。宿泊せずとも、気軽に出かけられて観光も愉しめる温泉&銭湯情報を聞いてきました。旅行再開のきっかけを探しているメンバーや、次の旅行まで待てないメンバーに向け、編集部スタッフが太鼓判をおす施設情報を一挙公開。サクッと、暑い夏を乗り越えた自分のトリートメントに出かけてみませんか。

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■東日本編

--ドライブ派に推薦、自然&温泉旅

・気軽なちょこっとドライブで自然も温泉も楽しむならば、東京都心から車で約1時間で行ける神奈川・秦野へ。「秦野は行ったことない」という方も多いと思いますが、東名高速道路のインターチェンジもあり都心からのアクセスは◎。日本百名山のひとつである丹沢山の麓に位置し、四方を山に囲まれている街です。おすすめの温泉施設は『秦野天然温泉 さざんか』。地下1,000mから湧き出ている天然温泉を丹沢山地を眺めながらゆったり楽しめる露天風呂のほか、壺風呂やジェット噴流のストロングバス、電気風呂、サウナなど趣向のことなる浴場が楽しめます(大人1名につき平日700円/土日祝850円)。温泉と合わせてぜひ訪れたいのは、富士山を望む「弘法山公園」や秋にコスモスや紅葉が美しい「秦野戸川公園」。一人でも家族や友人とでも、時間を忘れてのびのび過ごすことができます。また、“縁結びの神様”として全国的にその名を知られる島根・出雲大社の分祠である「出雲大社相模分祠」もあり、関東からは遠い島根に行かずとも、日帰り旅行でお参りできるのも魅力です。(Mami Kurobe)

弘法山公園展望台からの眺め トラベルズー編集部撮影

・東久留米市にある、通称「スパジャポ」こと「スパジアムジャポン」。関東最大級を謳うだけあり、館内には温泉、岩盤浴、リラクゼーション、グルメ施設が集結。スパ好きから厚い支持を受けており、時間帯を問わずいつ足を運んでも混雑している印象です。観光と合わせるなら「多摩六都科学館」や「ガスミュージアム」が考えられますが、スパジャポの場合は館内が観光地と言えるでしょう。(Aki Sato)

--小田原でランチ&温泉

気軽な日帰り温泉旅でおすすめなエリアは小田原。都内から車を使えば片道約80~90分、JR東海道線でも片道約80分でアクセスできる気軽な温泉地であることは東京周辺に在住の人ならいわずもがなだと思います。ランチと温泉を楽しみに私も年に3~4回程度日帰り旅で訪れていて、今回はいつも立ち寄るグルメと日帰り温泉を紹介します。

・“絶景が一番のご馳走”を謳う「サドルバック」
石橋ICで高速を降り、数分海沿いを南下した後、山へ向かって10分程度登った場所に建つカフェ。公式Webサイトにて“絶景が一番のご馳走”を謳っているだけあり、テラスから眺める太平洋はまさに絶景。混雑時はテラスの空きがないものの、空いていれば潮風に吹かれつつ鳥たちの歌声を聞きながら、パンケース入りのビーフシチューとコーヒーで素敵なランチタイムを過ごせるのが個人的なお気に入りポイント。なお、雨天時は閉店していたり、10歳以下の子どもは入店できない決まりとなっているので、詳細は公式Webサイトに掲載の電話にて要確認を。(Keisuke Sato)

「サドルバック」での一枚 トラベルズー編集部撮影

・“サウナー”も愛する4.5星『ヒルトン小田原リゾート&スパ
「サドルバック」から都心方面に帰る道中に看板が現れるスパリゾート。小田原温泉の源泉を地下から汲み上げていて、露天風呂からはオーシャンビューの絶景を眺めることができます。サウナと水風呂も備わっており、露天風呂に吹く心地よい風を感じながらの外気浴は最高の時間です…。宿泊予約サイトExpediaで4.5星認定を受けている上級ホテルなだけあり、脱衣所や湯上りスペースも上質な空間が広がっているため、すっきりと過ごせるのもおすすめできる理由の1つ。(Keisuke Sato)

--江の島×温泉×グルメ

・東京からアクセスがよく、日帰り旅行に人気な湘南・江の島でも、実は温泉を楽しめるのをご存じですか?島に架かる江の島大橋のすぐそばに「江の島アイランドスパ」があります。海と富士山を一望できる最高のロケーションで、日ごろの疲れをサクッと癒すのに最適です。近くには、食事処もたくさんあり、どこに入ったらいいか迷ってしまうほど。湘南出身の私のおすすめは、生しらす丼が有名な「とびっちょ」や、新鮮な海鮮がいただける「藤浪」です。次の休みにぜひ、サクッとお出かけしてみては。(Maki Iseda)

江の島 観光イメージ

--電車で行く、ふらっと温泉&銭湯

・東京を東西に走るJR中央線ユーザー、もしくはその近郊にお住まいの場合は、奥多摩へ森林セラピー&温泉旅に出かけませんか。青梅駅からさらに西へ乗車すること約40分、「奥多摩駅」周辺はマイカーがなくても自然・グルメ・温泉を楽しめる絶好の場所です。込み合う時間帯を避けるなら、7~8時には駅に到着を。駅から徒歩約2分の場所には奥多摩駅周辺で唯一の早朝営業をしている「飲食処 ヤナギコージ」があるので、食いしん坊ならまずは腹ごしらえをするのがオススメです。駅からは氷川の三本杉がある奥氷川神社を目印に「氷川小橋」を渡り、「登計橋」経由で「香りの道 登計トレイル」を目指すルートがわたしのお気に入り。コース約1.3km、高低差50mの“やさしい”コース設計で、日本初の森林セラピー専用ロードとして知られています。一部は舗装もされており、トレッキング初心者でも歩きやすいことこの上なし。ヨガや座禅ができる広場や森林ビューのベンチも用意されており、森の中で食べるお弁当やおにぎりは格別です。車椅子用の有料モノレールもあり、バリアフリーにも対応(利用は要予約)。帰りは、疲れた体を「もえぎの湯」で癒しましょう。日本最古の地層といわれる古生層より湧き出る「奥多摩温泉」源泉がたっぷり注がれており、四季折々の景色を眺めながらの入浴が叶います。(Aki Sato)

奥多摩 森林セラピーロード イメージ

・都心から電車で1時間程度で行けるおすすめの温泉の「京王高尾山温泉 極楽湯」。日帰り登山で人気のある高尾山ですが、京王線高尾山口駅すぐ近くに実は温泉があり種類も豊富なんです。登山後にゆっくり温泉につかるということも可能ですが、ご当地グルメの「とろろそば」や国内最大級のだまし絵美術館「高尾山トリックアート美術館」等近隣施設の観光とセットで楽しむのもおすすめです。(Yoichi Taguchi)

・京王線沿線でおすすめの温泉があります。それはJR武蔵境駅と京王線調布駅から無料シャトルバスが出ている『深大寺天然温泉 湯守の宿』。関東ローム層特有の真っ黒なお湯が特徴の、源泉100%の日帰り温泉です。大きな銭湯ではないのですが、種類が豊富な湯舟で温泉を満喫できます。ゲゲゲの鬼太郎の水木しげる先生ゆかりの深大寺のすぐそばにあり、深大寺門前のそばの昼食と、深大寺観光と併せて楽しめます。(Shihoko Akahira)

--都心にある憩い処

・「東京新宿天然温泉テルマー湯
天然温泉の露天風呂、高濃度炭酸浴やジェットバスなどの多種の風呂を備える大浴場のほか、高温サウナとミストサウナ、5種の岩盤浴(別料金800円程度)など、都内でも有数の設備を誇ると評価する日帰りスパ施設。お風呂後は地下1階の和食屋さんでランチをして、ラウンジにあるテレビ付きフルリクライニングシートで寛ぐのがお気に入りコース。新宿・歌舞伎町のゴールデン街のすぐ側にあり、帰りは行きつけのお店でせんべろ。私はもっぱら休日の昼の利用ですが、なんと24時間毎日営業しています。(Hajime Suzuki)

新宿 ゴールデン街 観光イメージ

・近場で温泉気分を味わいたい時に利用するのは東京・後楽園のスパ施設「ラクーア」。ひとりで行ってもよし。誰かと一緒に愉しみたいときでも現地集合・現地解散が気軽にできるロケーション。館内ウェアを着るだけでもリラックスモードに入れます。都心にありながら天然温泉が注ぐ露天風呂ほか多彩な湯舟、フィンランドサウナなど各種サウナも充実。レストランやカフェで食事も愉しめ、低予算で1日ゆっくりできるのがいいですよね。(Shino Tanaka)


■西日本編

・7月にオープンした「アクアイグニス淡路島」はもう行かれましたか?“食と健康”をテーマに、淡路島の特産品を使った食事が愉しめるレストランやBBQ施設、屋外温泉やスパ、レンタサイクルなどが揃う複合型天然温泉リゾートです。幅約45mの湯船が自慢のインフィニティ風呂「伊弉冉(いざなみ)の湯湯」は世代を問わず人気を集めており、水着着用のため家族でも友人とでも利用できるのがポイント。これからの季節はテント式サウナも登場予定とのことで、シーズンを問わず通えそうです。(Aki Sato)

「アクアイグニス淡路島」伊弉冉の湯湯 イメージ 画像出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000301.000034534.html

・大阪市内から車で約30分ほど、池田市伏尾町にある『伏尾温泉 不死王閣』がおすすめです。市内からのアクセスが良く、市内観光のついでに訪れるのにぴったり。露天風呂もあり、敷地内から湧出している天然ラジウム温泉はお肌&身体に優しく、同じ大阪にいながらゆったり温泉気分を満喫できると思います。日帰り温泉入浴は、大人1,600円とリーズナブル。3時間だけ客室を利用できる日帰りプランや0泊2食プランなどもあり、気軽に何度でも出かけたくなる温泉です。(Hideomi Kiyose)

・『絶景露天風呂の宿 銀波荘』の露天風呂は、景勝地・御崎に立つ宿ならではのダイナミックな眺望が望めるのがポイント。日帰り入浴の大人料金は、バスタオルと小タオルを含み1,800円。宿泊予約サイトの風呂クチコミ評価は楽天トラベルが4.78、一休.comが4.76、じゃらんがなんと5.0(クチコミ総件数1,608件で満点!)という高評価なので(9/15時点)、ぜひその実力を体感したいところ。大阪市内からは車で片道約2時間ほどかかりますが、明石や姫路を通るルートのため道中の観光候補地も豊富です。(Aki Sato)


宿泊を伴う旅行はまだちょっと…、という場合は特に、日帰り旅行が“旅の処方箋”になるかもしれません。日帰りなら、夜は自宅でぐっすり眠ることができますし、天候や体調に合わせてルートを変更するのも容易です。

編集部に聞きたいこと、質問したいこと、相談したいことなどなど…、メッセージがございましたらお問合せ窓口までご連絡いただければ幸いです。

投稿先:support_jp@travelzoo.com

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