プロが語る「旅の失敗談」…乗継ぎ“狂騒曲”、映画さながらのヒヤリ体験、個別手配のキャンセル事情他
トラベルズー編集部スタッフが「旅」に関する質問に全力で回答する「編集部に聞きました」シリーズ。今回は掲載するかどうか迷ったのですが…旅のプロ「なのに」こんなミスを犯してしまった…!という失敗談を集めました。弘法も筆の誤り、とはいうけれど、集まったのは「トホホ…」なエピソードばかり。この経験が、トラベルズーメンバーの皆さんの旅に役立ちますように!
・友人とインド旅行へ行く際、成田空港にて搭乗時間まで時間があり、機内食が出るまで待てないお腹の空き具合だったのでラーメンを食べることに。のんびりとラーメンをすすっていたところ…何やら自分たちの名前がアナウンスされていることに気がつきました。続けて、「搭乗の時刻を過ぎていますので、至急搭乗口までお越しください!」とアナウンスが。ラーメンを半分以上残しながら、大慌てで搭乗口へ向かいました。私たちが「搭乗時間」と勘違いしていたのは、「出発時間」。国内線もそうですが、「出発時間」は航空機の扉が閉まって離陸をする時間です。息を切らしながら機内に入ると、他の乗客は着席済みで大注目を集めてしまいました。「搭乗時間」と「出発時間」に気をつけて空の旅を楽しんでください。(Shihoko Akahira)
・おそらく海外旅行経験はトラベルズー編集部イチ少ない(ほかのスタッフが“多すぎる”)私。それだけに、仲間内で話したら恥をかくだろう体験をいくつか。(1)パッケージツアーの滞在先で、無料サービスの範囲を理解しておらず「スゴイさすが5つ星」と喜び勇み冷蔵庫内のジュースを好きなだけ飲む。チェックアウト時に真っ青(2)フランス旅行時、エレベーターに「閉」ボタンがないことに気づかず、日本にいた際の慣性で「開」ボタンの隣のボタンを押す。閉まらない。連打。ブザーがなる。非常呼び出しボタンでした。エクスキューゼモアと平謝りした(3)滞在中何度も利用した店。調べてみたら日本にもあり味も同じだった…などなど枚挙に暇がないのですが、編集部に入ってからは仲間の「旅のプロ」に現地で注意すべきことを聞いてから出かけるようにしています。「Top 20」原稿の「編集部からの一言」にはスタッフの体験談や現地情報が載っていることもあるので、ぜひご覧ください。(Aki Sato)
・10年ほど前友人と二人ネパール・インド旅行へ行く際、「成田空港」と「羽田空港」を間違え危うくフライトを逃す所でした。成田空港に出発時間の約3時間近く前に到着したので、ゆっくり搭乗の手続きをしようと思ったのですが自分達のフライトが見当たらず…。まさかと調べてみると、何と羽田空港発のフライトでした。今は海外行きの羽田発も増え昔と違うと思うのですが、その時まで自分の経験した海外旅行は全て成田空港発だったので、二人とも気付いた途端に大慌て。この時初めて知ったのですが、羽田空港と成田空港空間は定額でタクシーが走っていて、タクシーの運転手に事情を説明すると映画「TAXi」に負けず劣らずのドライビングテクニックで何とかフライト時間に間に合わせてくれました。約30年生きてきた中であの時以上にタクシーに感謝したことはないですが、運転手さんが最後に一言「楽しかった」と少し微笑みながら言ってくれたことはこれからも一生忘れません。旅慣れてくると思い込みが激しくなったり、初歩的なことでミスをしたりするかもしれないので、初心を忘れず旅の準備は時間と心に余裕をもって進めましょう(笑)。(Yoichi Taguchi)
・今回のテーマは「旅のプロの失敗談」ということで、数日記憶をたどってみたものの、「そういえば、失敗したことないな。」と思ったのが正直なところです。過去の旅の記憶の中には、宿泊した場所が汚かったこともありますし、スタッフの対応が横柄だったことも当然あったり(特に海外)タクシーに乗ったら全く違う場所に連れていかれたこともあったりするのですが、それも含めて「楽しかった思い出」になっていて、失敗と捉えたことがないというのが正しい意味かもしれません。1つ何か想定外のことが起きると、予定していた次のプランが実行できなくなったり、満足できなかったモヤモヤを抱えたりしていると、坂を転がり落ちるように旅行全体そのものが失敗してしまうことも常に想定しているので、「過度に期待しすぎずに適度に期待し、予定を詰めすぎない。」これが旅行を失敗させないコツかもしれません。(Keisuke Sato)
・昨年、ゴールデンウィークの旅行予約を親戚より頼まれた際の失敗談です。3泊4日マイカー利用の旅とのことで、1泊ずつ別々の宿泊施設を一番お得な宿泊サイトから予約をしたのですが、親戚が体調不良で入院をしキャンセルをしなくてはならなくなり…。キャンセル料がかかる前ではあったものの、キャンセルするまでが大変でした。というのも3施設のうち1施設だけではありましたが、予約をした旅行会社がキャンセルについてはウェブ不可・電話対応のみという状況で、繁忙期前ということもあり、何度電話をしても5分以上の保留となり担当者へつながらず、キャンセルができたのは電話を始めて2日目でした。保留といっても電話が繋がっている状態であったため、電話代が心配だったのですが、案の定その月の電話代金はいつもの倍という事態に…。今後はキャンセルの際のことも考え予約をしようと思うようになった苦い経験です。(Shino Tanaka)
・フロリダのディズニーワールドを訪れた帰りの飛行機でのこと。飛行機の乗継が人生初めてで、往路のフライトは空港チェックイン時に聞かずとも荷物は最終目的地の空港まで直行される旨を教えてもらえましたが、復路のフライトでは、空港チェックイン時に荷物も最終目的地まで直行されるのか、その確認を忘れてしまいました。往路も復路も同じだろうと思いつつ、他に日本人らしき旅行者もいなかったので念のため経由地の空港のおじさんに確認すると「大変!ピックアップ必要だよ!」と言われ大慌て!大急ぎでモノレールに乗り隣のターミナルまで荷物を取りに行くことに。しかし待てど暮らせど荷物が出てこず、周りにほとんど人もおらずで不安が募る中、なんとか空港職員を見つけたところ「荷物直行だよ」との返答。再びモノレールに飛び乗り、地下のモノレール駅から搭乗口までダッシュする羽目に。どうやらおじさんは職員ではなくボランティアスタッフだったようで、情報が間違っていたのか、私の英語が通じていなかったのか…。結果的に飛行機にはなんとか間に合ったので、友人とは「コメディ映画みたいだったね」と今では笑い話です。(Ai Yasuda)
・あれは初めて海外に旅立った10年以上も前の若かりし頃の話。ドイツ・フランクフルト経由でイタリアに行く予定でしたが、運悪く日本発の便が1時間ちょっと遅れてしまい、当初2時間を予定していた乗り継ぎ時間は50分あるかないかに(どうせなら分かりやすくもっと遅れて欲しかった)。機内でCAさんに間に合うか確認したところ、フランクフルトであればダッシュすれば大丈夫と言われ、何も知らない純粋な青年はその言葉を信じ切って、初めて降り立つ海外の空港で乗り継ぎを目指しましたがそこは未知の場所。そして、あえなくトランジット失敗。どうしたらいいのかも分からず、サービスカウンターに声をかけてみるが、「買い直してくれ」と言われ絶望していたところ、たどたどしい英語で「飛行機が遅れたんだ」を連呼している哀れな東洋の青年を見るに見かねた優しいスタッフが、替わりのチケットを手配してくれて、無事その日中に到着することができました。これ以降、しばらくトランジットはトラウマになり、時間にはかなり余裕をもって、免税店を楽しむくらいの予定で組むようにしています。これから久しぶりに海外旅行をご検討されるメンバーの方も多いかと思いますが、フランクフルト空港に限らず海外での乗り継ぎ時間は、多めに確保された方がいいかもしれませんね!(Hideomi Kiyose)
・昔、友人とフランスを訪れた際、「夜のライトアップされた凱旋門を見に行こう!」と電車で出かけました。ライトアップされた街を充分楽しんだ後、ホテルまで戻ろうと電車に乗りましたが、日中の疲れがどっとでたのか、眠気もあり、何度も何度も乗る電車を間違えたり、降りる駅を間違えたりと、全然ホテルまでたどり着けず。しまいには切符を何回も買ったので持ち合わせの現金が無くなってしまい、数百円の切符をクレジットカードで買いました。疲れましたが、ホテルまでついたときには達成感でいっぱいでした。こういう小さな失敗が海外旅行の楽しさでもありますね!(Maki Iseda)
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