『星野リゾート トマム』雲海テラス攻略4選 【2023年7月】

「Cloud Bar」の写真待ち列 トラベルズ―編集部撮影 
「Cloud Bar」の写真待ち列 トラベルズ―編集部撮影 
2023/07/24

先日初めて訪ねた『星野リゾート トマム』の「雲海テラス」。例年5~10月の間、期間限定で見られる自然現象“雲海”。残念ながら、私は雲海を見ることができませんでしたが、雲海を見るためにいろいろとリサーチをしました。この方法なら見られるかも…!といったものを攻略法としてまとめたので、まだまだ雲海シーズンが続く“星野リゾートトマム”へ出かける際の参考にしてみてください。
『星野リゾート トマム』リゾート全体の滞在記はこちらのStoryにまとめています。

『星野リゾート トマム』公式HP「雲海テラス」ページより引用:https://www.snowtomamu.jp/summer/unkai/

■雲海攻略法①雲海は毎日じゃない!3泊以上の滞在で雲海観賞率大幅UP!?

今年の雲海テラスの開放期間は5/11~10/16まで。雲海テラスは、様々な気象条件がそろった時に日高山脈を越えて流れ込むダイナミックな雲海を間近で観賞できる展望施設ですが、雲海が観賞できるのは例年5~10月の早朝限定。自然現象のため、いつでも見られるというわけではないのです。そのため、まず雲海を制するためには連泊をすることで、観賞率が大幅にUPします。『星野リゾート トマム』公式HP「雲海テラス」のページでは、毎日正午すぎごろ、翌日の朝の雲海予報が公開され、過去7日間分の雲海発生について更新されています。私がホテルに滞在した7/16~18にかけては、16日の朝は見られていたようですが、17~18日は雲海は発生せず雲の中で、翌19日は雲海が発生していました。「あともう1泊していれば~!」と悔やむところですが、また次回訪問の楽しみとしたいと思います。

■雲海攻略法②ゴンドラ運行開始目指し、早起きは必須

「雲海テラス」へ行くには「雲海ゴンドラ」以外、交通手段はありません。そのため、リゾート内のいずれかのホテルに宿泊している場合には徒歩もしくは、リゾート内を巡回するシャトルバスで「雲海ゴンドラ山麓駅」(リゾートセンター)へ向かいます。私はリゾート内の『星野リゾート トマム ザ・タワー』に宿泊していたので、5時のゴンドラ運行開始を目指して4時半にホテルを徒歩で出発し、10分ほどで到着しました。ホテルを出発する際には、シャトルバス待ちの行列も30名ほどできており、バスはまだ到着していなかったので、“ザ・タワー”や、リゾートセンターに近い『クラブメッド トマム』に宿泊の際には徒歩で行くことをおすすめします。

「雲海ゴンドラ」の運行時間は、下記の通り。雲海を見ることができるのは早朝の限られた時間のため、早朝で営業は終了となります。

【A期間】5/11~5/31 5:00~7:00
【B期間】6/1~8/31、10/1~10/16  5:00~8:00
【C期間】9/1~9/30 4:30~8:00 
※いずれも上り最終乗車時間

ちなみに、ゴンドラは4人程度が定員のコンパクトなもの。4時40分ごろ到着しましたが、すでにゴンドラは運行しており、次々にグループごとに乗車していました。私の前には60~70名ほどいましたが、20分程度の待ち時間で乗車。通常は有料となるゴンドラですが、雲海ゴンドラが無料となる宿泊客にはチェックイン時に1人1枚ずつカードが渡されるので、カードを提示することで無料で何度でも乗車可能です。※対象となる客室かどうかは、宿泊プランにより異なります。

雲海ゴンドラ トラベルズ―編集部撮影

■雲海攻略法③標高が高いので羽織は必須、歩きやすい靴で

約13分の空の旅を経て到着するのが、「雲海テラス」。トマム山の山頂付近に位置し、標高1,088mにあります。そのため、地上よりかなりひんやりとした気温だったので、真夏でも1枚ウインドブレーカーなど持ち込むのをおすすめします。私が訪ねた日も、ホテルがあるエリアは早朝でも半袖で気持ちいいぐらいの気候でしたが、「雲海テラス」は雲の中だったこともあり、ウインドブレーカーが必要な気温でした。時折、風も強く吹くため、半袖の人は少し寒そうにしていました。せっかく行っても寒くて外に出られない…となると雲海観賞チャンスが無くなってしまうので、服装にも注意は必要です。また「雲海ゴンドラ山頂駅」に着いてから、テレビなどでもおなじみの「Cloud Bar」や「Cloud Pool」までは山道を登ったり下ったりする必要があり、ウッドチップが敷いているとはいえ、歩きづらい場所もあり、スニーカーは必須です。

■雲海攻略法④雲海発生可能性が高い日には雲海テラスでくつろぎ、雲海を待つべし!

さて、到着した「雲海テラス」。展望スポット1周すると30~40分程度かかります。ただし、それぞれのスポットでは写真待ちの行列ができているので
もう少し時間がかかることも。でもせっかく登ったのであれば、ゆっくり雲海を待つというも一つの手。雲海はいつ現れるかわからないので、発生率が高い日には写真待ちをしたり、「雲Cafe」でお茶をしながらのんびりと早朝の散歩を楽しむのもおすすめです。「雲海テラス」にいたスタッフさんによると、突然雲間ができて雲海を少しだけ見られたり…なんていうこともあるそうなので、雲海を模したオリジナルメニューがある「雲Cafe」は、雲海待ちにはぴったり。「雲Cafe」のほかにも「雲海テラスショップ」があり、「雲みくじ」や「雲海ポスト」などユニークなものもあるので、雲海が出ない場合にも「雲海テラス」だけでも十分楽しめました。

「Cloud Pool」の写真待ち列 トラベルズ―編集部撮影 

残念ながら、我が家は2泊のみ、かつ両日とも「雲海テラス」は雲の中だったため全く雲海は見ることができませんでしたが、長年行ってみたかった「雲海テラス」へ行くことができてかなり満足。冬には雲海はほとんど見られないものの「霧氷テラス」として、雪山の美しい姿を見られるそうなので、季節を変えて訪ねてみたいと思いました。


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Shihoko Akahira:
旅行会社勤務時代には国内・海外旅行のツアーを企画し、添乗員として29か国をアテンド。ワーキングホリデーでカナダの現地ガイド経験や、アメリカ横断旅など海外経験はいろいろな、1児のママ。お気に入りの国はフランス、好きな街は地元・青森。青森のおすすめグルメは、味噌カレー牛乳ラーメン。


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