話題の「民泊」で、ポーランドに泊まってみた
日本を訪れる外国人観光客が増えるなか、多方面で話題の「民泊」。現地で暮らすように旅ができ、その国のホスト(家主)との交流も楽しめる、新しい旅のスタイルのひとつです。ホテルよりもリーズナブルで、現地の文化も体感できるので、私は色んな形で活用しています。ポーランドの首都・ワルシャワで体験した民泊レポートをお伝えします! ©Akiko Mitsui(以下同) 私が滞在した個室。心地よい日差しと、乙女心をくすぐるインテリアの数々にひとめぼれ。居心地が良すぎて、私「もっと長くいたい!」、ホスト「もっと長くステイしなよ!」とお互い言い合うほど(笑)
旧市街や観光スポット、空港も駅へも便利すぎる「世界遺産」に泊まった
滞在先に選んだのは、世界遺産・ワルシャワ歴史地区エリア。一帯は、第2次世界大戦で徹底的に破壊され、街としての景観も機能も失いました。戦後、ワルシャワ市民の熱意と努力により、かつて実在した“壁やレンガのひび1本に至るまで”、街並みを忠実に復元。“奇跡の街”とも称される、世界遺産になりました。 歴史の生き証人であるこの地区に、どうしても滞在したかった私。世界中の人々と部屋を貸し借りできるウェブサービス「Airbnb(エアビーアンドビー)」で、次の5点を満たしているかを基準に選びました。 ①立地:街の中心部か ②アクセス:ワルシャワ・ショパン空港やワルシャワ中央駅から移動しやすい立地か ③金額:予算以内に収まるか ④安全:夜間でも安全そうか ⑤ホスト:良好なコミュニケーションが取れるか
ホストと色んな話で盛り上がった!旅の思い出のひとつに
特に⑤ホストの人柄は、過去にその家に滞在した人のレビューを読み、人となりを考慮。女一人旅のため、不要なトラブルを避けるべく、慎重に判断しました。そして、自身も旅が大好きという女性ホストにメッセージを送信。自己紹介や旅の予定を伝えながら、上の写真のようにやり取りを重ね、旅立つ日を心待ちに。空港からはバスで簡単にアクセスでき、バス番号やバス停から家までのアクセス方法を事前にメッセージで送ってくれたので、安心できました。
結果:居心地が良すぎて、帰りたくなくなっちゃいました
「キッチンは自由に使っていいよ~」というので、お土産に持参した日本茶をさっそく飲んでもらうことに。ホストとお互いについて語り合ったり、ワルシャワでおすすめのスポットやカフェを聞いたり。ホストは日本に行ったことがないというので、日本の話もしました。滞在中はゲスト用の鍵を借りていたので、日中は観光に出かけ、夜帰宅するのは好きな時間でOK。「今日はどこに行ったの?」「何が楽しかった?」など、他愛もない会話が楽しい思い出です。
これで1泊約3,000円。トイレやバスルームも清潔で、なんら問題はありませんでした。近隣エリアで3つ星クラスのホテル料金を調べると、1泊1室6,000円前後なので、相場の約半額!ポーランドの文化を感じられる部屋で快適な時間を過ごし、まるで友達の家に泊まりに来たかのような気分。今後も連絡を取り合おうと約束し、家を後にしました。
旅先で虹に出会う幸運も!「民泊」で人とのつながりを楽しむ
ワルシャワ歴史地区を散歩するのが日課のある日、幸運にも虹が出現!知らない土地で、知らない人との出会いを楽しむのも、旅の醍醐味。今回は現地で暮らすように過ごし、人とのゆるやかなつながりに恵まれた旅となりました。次はどの国でどんな世界に出会おうか…旅の妄想にワクワクする日々が続きます。
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