「ツアー?団体旅行でしょ?」そう思っていました

2019/09/16

健康とリフレッシュのため、人生で初めて尾瀬へ行ってきました。計画当初は、新幹線とレンタカー、気になるホテルを個別に手配するつもりでしたが、日々の忙しさや決断力のなさが災いし、だんだんとおっくうに…。

そこで頼ったのは、交通手段も宿泊も、尾瀬の観光&お弁当も付いた「ハイキングツアー」。ツアーはほとんど予約したことがなく、「団体旅行」や「団体行動」のイメージがありました。しかし、今回のツアーはそんな個別手配派にも耳寄りなメリットが満載。行ってみてわかった、ツアーならではの魅力を紹介します。

ああ、便利…アクセス・宿泊・食事・ハイキング(お弁当込み)付き

尾瀬の様子 2019/9/8撮影 (c) Aki Sato

福島・群馬・新潟の3県にまたがる国立公園・尾瀬は、本州最大規模の高層湿原。アクセス手段が複数あるなか、旅行の計画当初に検討したのは、上毛高原までの往復新幹線と、上毛高原駅からレンタカーを利用する方法。しかし、生態系や景観を守るため、一部のエリアでは車の入場が制限されていると知り、環境にも計画の効率的にももっとお手軽な方法はないか、さらに考えてみました。

そこで注目したのが、往復新幹線と1泊2食付きのホテル、さらにホテル~尾瀬間の往復バスとお弁当が付いたハイキングツアー。新幹線は複数の選択肢から時間を選択でき、現地では自由に行動できるうえ、悩みどころだった尾瀬へのアクセス手段も解決するという、かゆいところに手が届くツアー内容でした。

「ツアーってこんなに自由なのね」

出発日は、東京駅から「MAXとき」に乗り上毛高原駅へ。駅からホテルへは無料の送迎バスが運行しており、車窓からの眺めを愉しんでいるうちにホテルへ到着しました。ホテルに着いてからチェックインまでの約1時間半は、広大な敷地内でテニスをしたり、大浴場で温泉に入ったりと、高原リゾートステイを満喫。個別手配と同様に、チェックインもホテルでの過ごし方も、どこで何をするにも全て自由なフリープランツアーだったため、自由きままに過ごせました。

翌朝は、ホテルから送迎バスに乗り、車窓旅を愉しみながら尾瀬へ向かう「鳩待峠」へ。到着後、尾瀬では約5時間半の自由行動時間が設けられており、自分のペースで散策が可能でした。

尾瀬へ続く「鳩待峠」からの小道 (c) Aki Sato

バスの降車場である群馬側の「鳩待峠」から約3.3kmの距離を歩き尾瀬に辿り着いたときは、得も言われぬ達成感が。湿原一帯には早くも草紅葉の気配が漂っており、小道横のベンチで頬張るお弁当は格別のおいしさでした。ハイキングツアーとはいえ、誰かに着いていく必要も決められたコースもないので、体力と相談しながらルートを決め、自分のペースで歩くことができたのは安心ポイントでした。

イマドキ「ツアー」の魅力はさまざま

早くも秋の訪れを感じることができた尾瀬 (c) Aki Sato

尾瀬を散策したあとは、「鳩待峠」へ迎えに来ていた送迎車に乗り込み、ホテルまでひと戻り。温泉大浴場でひとっ風呂浴び、カチカチの筋肉もほぐせたため、翌朝の疲れは最小限に留まりました。

マイカーで行くとなると、ドライバーは行きも帰りも運転に集中する必要があり、ましてや自然豊かな山・海エリアとなれば悪路も辞さない覚悟が必要。さらに、観光にルールや規制が設けられたエリアの場合は、念入りな計画や準備、時間管理が欠かせません。

その点、企画から手配まですべて盛り込まれたツアーなら、予約するだけでアクセスも宿泊も、場合によっては足を伸ばしづらいエリアへの観光も叶います。これまでは「すべて個別に手配したほうが自由度が高そう!ワガママが効くよね~」…なんて思っていましたが、イマドキのツアーは多種多彩。気軽さも安心さも兼ね備えたツアーの良さに気づくことができる旅となりました。

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Aki Sato:
ジャンクフード・競馬・落語・講談を愛する旅行業界出身の元ニュース編集者。温泉旅へ行く理由は「ザ・旅館飯」。熱量高く明るく元気に、現在ダイエットに取組み中。


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