進化していたフライト前の“あの時間”
旅のプロが集まるトラベルズー編集部。旅行関連の話題が尽きることはなく、先日も編集部員の“ある一言”で会話に花が咲きました。「先日久しぶりに国内線に乗った際に、機内安全ビデオが大胆に刷新されていて驚いたよ」―。
そんな一言から、編集部は「機内安全ビデオ」レビュー（⁉）で持ちきりに。調べてみると、航空会社や国ごとにまったく異なることが分かりました。そこで、今回は、編集部イチオシの機内安全ビデオを一挙ご紹介！今話題の“オールブラックス”が出演している1本もありますよ。
＜国内編＞
まずは2018年に公開され、日本だけでなく世界から「面白い！」「アメージング」「KABUKI！」とのコメントが届いたANAの機内安全ビデオをご紹介。松竹が全面協力し、「歌舞伎」をテーマに尾上松也氏が映像を監修。現在日本で熱烈開催中のラグビーワールドカップを視野に入れて作ったということもあり、海外観光客の興味もひく内容に仕上がっています。
続いては、9/1にリニューアルしたばかりのJAL機内安全ビデオ。旅好きのメンバーの方のなかには、もうご覧になった方もいるのでは？ノンフィクション作家で評論家の柳田邦男氏らが構成に関わり、臨場感ある映像が流れます。
“空の守護神”こと「スターフライヤーマン」が機内での安全について案内するのは、スターフライヤーの機内安全ビデオ。過去には忍者やジャズをテーマとしたビデオが利用されていましたが、現在は機体を擬人化した漆黒のロボットが登場しています。
＜海外編＞
国内旅行だけでなく、海外旅行好きが集まる編集部では、海外の航空会社の機内安全ビデオネタも多く集まりました。まずは、今最も注目されているといっても過言ではない、黒いユニフォームが印象的な“彼ら”が登場するニュージーランド航空の機内安全ビデオを紹介します。
過去には映画「指輪物語（ロードオブザリング）」のキャラクターが出演した機内安全ビデオが有名になったニュージーランド航空。今年はラグビーワールドカップにあわせ、この夏に新作を公開しました。
現在の動画は、架空の会社「オールブラックス航空」の本社を舞台に、取締役らがオールブラックス航空の記念すべき1本目の機内安全ビデオについてアイデアを話し合うことから始まります。ビデオには、オールブラックスのスティーブ・ハンセン ヘッドコーチ、主将のキーラン・リード、ニュージーランド出身の俳優クリフ・カーティス、そして人気海外ドラマ「スーツ」でルイス・リットを演じたリック・ホフマン（機内安全ビデオでは、航空会社の顧問弁護士役）も出演し、豪華な顔ぶれ。まさに旬な1本です。
続いては、ミュージックビデオのように華やかでオシャレという社内コメントがあった、エールフランス。
色使いも華やかで、旅へ出る気持ちも自然と高鳴りそう。美しさに注目するなら、シンガポール航空も見逃せません。
年代を問わず支持を集めているのは、歴代のユニフォームを着たスタッフが登場するデルタ航空の機内安全ビデオ。
「そうそう、あの時のユニフォームってこういう感じだったよね」「昔のスタイルも素敵！」など、老若男女が愉しめる内容に仕上がっています。
もう「つまらない！」なんて言えません
ここまで工夫された機内安全ビデオなら、思わず見入ってしまうもの。自然と安全意識も高まりそうです。ぜひ次のフライトでは機内安全ビデオに注目してみてはいかがでしょうか。
Aki Sato:
ジャンクフード・競馬・落語・講談を愛する旅行業界出身の元ニュース編集者。温泉旅へ行く理由は「ザ・旅館飯」。熱量高く明るく元気に、現在ダイエットに取組み中。
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