仁義なきチーズバトル勃発?焦るフランス、迫るイタリア(お取り寄せ情報付き)
チーズ好きのわたしにとって衝撃的なニュースが飛び込んできました。フランス北西部・ノルマンディー地方の特産のチーズであるカマンベールが、その地位をイタリア産のモッツァレラに脅かされているというもの。どちらのチーズも捨てがたい、どうか仲良く両雄並び立ってくれ…と願うばかりです。だんだんと気温が低くなり、ラクレットやフォンデュといったスイス料理が美味しい時期に突入する今、チーズ界の平和を祈り、チーズ料理のお取り寄せをピックアップしてみました。
■厳密にはライバルにあらず、人気に変化
サンイレールドブリウーズAFP 時事通信によると、窮地に立たされているのはフランス国内で人気を誇るカマンベール。単体で食べてもよし、ちょっと炙って食べても良し。エールフランスの機内食では仲間のブリーチーズが出るほどお馴染みのチーズですが、記事によると「フランス国内でカマンベールの人気が衰えているのは確か」とのこと。
人気を脅かしているのは、サラダやパスタ、お馴染みマルゲリータピザなどの材料に使われるモッツァレラチーズ。日本でも大手乳製品メーカーや牧場直販のモッツァレラが見られ、高原リゾートに立ち寄った際はお土産に買うトラベルズーメンバーも多いのでは。料理での利用シーンが異なるため、厳密に同種のライバルと定義づけするのは正しくないものの、日々の食事シーンに馴染んでいるチーズという大枠で見ると、人気が二分されるのも納得ですね。
カマンベール人気の落ち込みの原因として挙げられているのは、「古くさくて一段下」という意見や、「工業化されつまらなくなった」など。一方で、モッツァレラは若者の間で流行っているとのこと。
■チーズの魅力再発見!自宅でチーズディナーはいかが
ニュースを見ていたら、チーズはもちろん、チーズをふんだんに使った料理を食べたくなってきました。なかなか外食ができない場合は、近隣のスーパーでちょっと贅沢なチーズを選んだり、「お取り寄せ」を選んだりと、普段とは異なる夕食にチャレンジしてはいかがでしょうか。俎上に上ったカマンベールとモッツァレラのほか、チーズ料理のお取り寄せをいくつかピックアップしてみました。
◆気分はフランス旅、エールフランスの機内食で登場
感染症が拡大する前、エールフランスを利用してフランスを旅行してきました。その際、機内食で出たのが「イル ド フランス」のミニブリーチーズ。製法はほとんどカマンベールと同じで、異なるのは大きさとされていますが、ブリーのほうがまろやかで食べやすいという説も。成城石井、カルディなど国際色豊かなスーパーで目撃情報があるので、お出かけの際はぜひ覗いてみては。
◆形はひょうきん、味は優等生のカチョカヴァロ
カチョカヴァロとは、モッツァレラチーズを熟成させ、形を変えたチーズのこと。上部を縛ったひょうたん型にするため、陳列されている際の見た目はなんともひょうきんですが、一口食べればトリコになること間違いなし。花畑牧場によると、イタリアで「焼いて食べるチーズ」として有名なので、パリパリになるまで焦がすように焼いてから食べるのがオススメです。焼いた後は小さく砕いて、グリーンサラダのうえに振りかけても美味しいですよ。もちろん、おせんべい感覚でそのまま食べても。
◆チーズ&パスタの王道イタリアン「カルボナーラ」込み、渋谷イタリアンセット 10,190円
「芸術野菜と完全手作り」を掲げる『渋谷イタリアン ズッカ』のお取り寄せ。コショウを効かせたなめらかカルボナーラ4人前、有機野菜のグリルバーニャカウダ4人前など、普段の夕食はもちろんお祝い事やホームパーティにも適したボリューミーなセット。1~2人前セットもあるので、お試しの場合はそちらから。
◆モッツァレラ含む3種チーズのマルゲリータに舌鼓、自宅で本格ピザセット 4,360円
本場ローマで研鑽を積んだシェフが薪窯で焼き上げるローマピザが自慢の『PAESANO』から登場。個人的には、トマトベースのソースにモッツァレラチーズ、ゴルゴンゾーラチーズ、グラナパダーノチーズの3種類のチーズをトッピングしたマルゲリータ1枚が含まれている、人気のピザ2種類セットを狙っています。
◆チーズ好きならもうすぐ“フォンデュシーズン”…おうちでスイス気分 6,600円
本場スイスのチーズフォンデュが看板商品の『湯島ワンズラクレット』『湯島天神ラクレットグリル』。フォンデュ用のチーズに加え、スイスソーセージ、スイスチーズ、スイス産はちみつ、スイス風ハッシュドポテトのロスティがセットになった1~2人前セットはこれからの季節にぴったりです。
時事通信が伝える内容には、各チーズの歴史や今後の販売動向予測が含まれており、チーズのお供になりそうな小ネタがふんだんに盛り込まれています。ぜひ、一読してみてください。
【関連リンク】
チーズ王国フランスに焦り、カマンベール脅かすモッツァレラ人気
https://www.jiji.com/jc/article?k=20211104042234a
Aki Sato:
落語・講談を愛する旅行業界出身の元ニュース編集者。健康のためにダイエットを再開しました。
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