八王子の“プチトリアノン”でひとりコースランチを嗜んで来ましたわよ
トラベルズーメンバーの皆様、ボンジュール。わたくし、ご近所で愉しめる贅沢を求め、八王子へ足を運んで参りましたの。ロココ様式の建物に一歩足を踏み入れれば、それはそれはトレビアンな空間がひろがっておりまして…。
少し疲れたら、自宅から1時間半内にある近場の観光地やレストランで余暇を過ごしているわたし。今回は「一休レストラン」で見つけた“プチ・トリアノン”にお邪魔し、ひとりコースランチを愉しんで来ました。その様子をお届けします。
■八王子に“プチ・トリアノン”があるって…!?
普段はブッフェランチをリサーチし、都内を中心に食道楽に勤しんでいます。レストランは、気になるエリアを開いたGoogleマップ上で「レストラン」「ランチ」と検索したり、「一休レストラン」や「OZmall レストラン」でお得なプランが出ていないか探したり、編集部のスタッフオススメのお店を訪ねることもあります。今回も同じように「一休レストラン」で食事処を調べていたところ、八王子ランキング1位、クチコミ103件で4.61を誇り(いずれも8月時点)、さらにGoogleマップでは52件のクチコミがあり4.9という、クチコミが好評のフランス料理レストランを発見しました。
特に魅かれたのは、「プチ・トリアノンに迷い込んだかと錯覚させるほど同宮殿の様式美を再現」しているというコンセプト。洋風でありながら1万坪の日本庭園も持つという、そのレストランの名は「八王子日本閣 レストラン フローラ」。
JR「八王子駅」から無料送迎バスに乗ること約10分、小高い丘を進むと右手に白亜の宮殿が見えてきます。バスを降り、赤いカーペットが敷かれた階段を登りロビーへ入ると、まるで舞踏会に来たかのような瀟洒な空間がひろがっていました。
■特別ランチに舌鼓、白身魚&牛のWメインに大満足
当日わたしが予約したのは、シェフ特製オードブル、Wメインを含む全5品の【特別ランチ】5,000円(税金・サービス料込み)。4人掛けの席をひとりで利用してしまい申し訳ない…と思っていたところ、テーブルを担当いただいた方がにこやかに対応くださり(マスク越しでもわかるあたたかさ!)、不慣れなわたしでも快適に食事できました。
着席すると、大きな窓の向こうには日本庭園と鯉が遊ぶ小池が見え、レストラン内の「洋」と外の「和」が織りなす空間は和やかながら非日常感たっぷり。宮大工が手掛けたという五重塔や小滝を眺めながら、優雅なひと時が過ごせました。
【当日のコースランチ内容】
・フローラ特製前菜(山梨・上野原の有機野菜サラダ、ホタテのテリーヌなど盛り合わせ)
・本日のスープ(とうもろこしの冷製スープ)
・白身魚 ポルト魚と赤ワインのソース
・牛ヒレ肉のステーキ ブルーチーズソース
・パティシエおすすめデザート(桃のパルフェ、ブラウニー、マカロン)
・パン(ミルクパン、オリーブパン おかわり自由)
・コーヒーまたは紅茶
「カチカチのレストランに行ったら、お酒を飲まないといけないのでは…」なんて少し不安だったのですが(1杯でへべれけになるタイプなのです)、ソフトドリンクはもちろん、エディブルフラワーの花弁を添えた「ローズシャンパン」などノンアルコールカクテルが数種類あるため安心。肝心のお料理はどれも絶品で、ボリュームもしっかりあり、最後のデザートまで完食すると満足感でいっぱいに。
この投稿をInstagramで見る
聞けば、フランス料理はもちろん日本料理も人気とのこと。刺身と天ぷらが味わえる「鑓水御膳」は次のお目当てです。平日11:59までの来館かつ女性限定の「シンデレラ ランチ」はInstagramやGoogleマップのクチコミで好評なので、機会があればそちらも賞味できればと思っています。
ししおどしと風鈴の音が心地よい日本庭園の向こうでは、ガーデンウェディング中の新郎新婦を発見。遠くからでもわかる笑顔と笑い声は青葉に勝る輝きに満ち溢れており、心身ともにパワーをチャージできた1日となりました。
多摩エリアに住む友人に「フローラ」でランチを愉しんだと自慢したところ、「八王子日本閣」はブライダルでしか使えないと思っていたとのこと。写真を送ると、「一度行ってみたい!」とノリノリになっていました。編集部にも話すと、さらなるオススメレストラン情報もゲット。予約する予定なので、そちらのお店も次回レポートできれば…と企んでおります。その時まで皆様、オフヴォワール!素敵な8月をお過ごしください。
※余談ですが、「八王子日本閣」の道路向かいには“八王子の城”との異名をとる「パペルブルグ」があります。中世の城に来たよう、とのクチコミが印象的で、「八王子日本閣」のランチと“ハシゴ”すればプチ世界旅行が叶うかもしれません。
Aki Sato:
持ち前の食い意地を活かし「ひとり旅」と「ひとりランチ」に挑戦中。旅以外で好きなものは落語・講談。ここ数年は祖父母との共通言語である大相撲と浪曲も勉強中です。好きな力士は昭和最後の大横綱・千代の富士。
※情報は、発行前日の情報をもとにトラベルズー編集部が独自にリサーチしたものであり、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
※写真はイメージです。