景色も休息も移動も叶う、おいしい列車旅
みなさんは列車を旅の単なる移動手段として考えていますか?わたしは列車旅が大好きで、おしゃべりしたり、お酒を飲んだり、車窓を楽しんだり、疲れたら眠ったりと誰に気兼ねをすることもなく、自由に過ごせることも好きな理由です。そんな列車旅に新たな提案が!噂には聞いていたレストラン列車の体験記をお知らせします。
出発前からのワクワク感。観光列車『ろくもん』
『ろくもん』は、長野県の自然と美食を堪能する列車で、名前の由来は現在の上田市真田町ゆかりの武将「真田一族」の家紋である「六文銭」から命名されたとか。今回は軽井沢~長野間を走る「ろくもん1号」に、浅間山と千曲川の雄大な景色と洋食のコースを楽しめるプラン(15,100円※2019/12月時点)で乗車することに。軽井沢駅に到着すると『ろくもん』専用のラウンジを利用でき、出発前から優雅なひと時を過ごせます。
出発時間が近づくと、乗務員の方がほら貝を鳴らし出発を合図、気分を盛り上げてくれます。
人気店の料理を堪能&ワンドリンク付き
雄大な景色を楽しみながらのおいしい食事の始まりです。テーブルには『ろくもん』専用、真田家の家紋が描かれているかわいいランチョンマットが敷かれていて、テンションUP。メニューは軽井沢の人気店「アトリエ・ド・フロマージュ」の前菜、メイン料理。さらに、アルコールを含む1人1杯のドリンクも付いていて、私はもちろんビールをチョイス。おしゃべりと景色を楽しみながらおいしい料理に舌鼓。
もちろん最後にはお楽しみのデザートも。今回は「アトリエ・ド・フロマージュ」の魅力がたっぷり詰まった2種のチーズケーキをいただきました。
食事が終わったら、早速車内を探検。長野県産の木材を使用した木のプールがあり、子どもも楽しめそう。そのほか、オリジナルグッズの販売も。
列車での移動中には、幼稚園生や地元の方々が『ろくもん』へ向け手を振ってくれるなど、人々の温かさにも触れられます。また、上田駅では真田幸村をほうふつとさせる六文銭入りの陣羽織を着て写真を撮ることも。乗務員の方々の接客もとても丁寧で、記憶に残る列車旅となりました。
長野駅に到着後は長野に1泊し、戸隠そばやりんごで育った信州牛のすき焼きなどグルメ三昧。長野駅からは新幹線で帰京しました。『ろくもん』に乗車できるツアーはほとんど見かけないため、今回は『ろくもん』・新幹線・宿泊を個別に手配しました。さくっと週末を利用して、一石二鳥旅へ出かけてみてはいかがでしょうか。
Hiromi Nakadai:
芸能ニュースのアンテナの高さとリサーチ力は社内イチ。NY狂。旅の目的はほぼグルメ。お酒、肉、甘いモノに目がない。目下の懸念は通風。
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