旅のプロ実体験 ビジネスクラス搭乗記

2020/04/07

昨年憧れのビジネスクラスに搭乗してニューヨークへ行ってきました。ANAのニューヨーク行きビジネスクラスシートには、最近導入された個室「THE Room」と「スタッガードシート配列」があり、今回はいろいろな航空会社で導入されている「スタッガードシート配列」シートについて紹介します。

大好きな旅先も飛行機でぐったり

ニューヨークが大好きで、毎年訪れているけれど、毎回14時間のフライトが辛いのです!なぜなら、快眠グッズを持っていくにも関わらず、首が痛くなったり、足がむくんだりで、飛行機の中で長時間眠れず、過去にはウトウトしながらも14時間ほぼ眠れなかったことも…。眠れずに過ごしてしまうと、せっかく朝着のフライトなのに、到着後から観光しても夜まで体力が続かずに、夕食を楽しめないことも。この辛さを解消したい!と思い今回は思い切ってビジネスクラスに搭乗してみました。

14時間のフライトも、ビジネスクラスなら楽しめる空の旅

今回搭乗したのは、羽田~ジョン・F・ケネディ空港を結ぶANA直行便。ニューヨークを訪れる際は、羽田発の午前便が飛んでいるため、ANAかJALを利用することが多いのですが、今回はトラベルズーでお得なツアーを見つけたためANAを利用しました。

「スタッガードシート配列」とは互い違いに置くことで、どの席からも直接通路に出ることができるそう。さっそく座ってみるとなるほど、隣の人と隔たりがあり見えないようになっている!ただ、同乗者とおしゃべりするときはちょっと遠いのですが、それもシートが広いからこそなのです。そこへ客室乗務員の方がご挨拶へ来てくれて、恥ずかしながら名前で呼ばれ、ウェルカムドリンクもいただきあとは離陸を待つばかり。こんなに待ち遠しい離陸は初めてです。

席にはあらかじめ、羽毛を使用した掛布団や東京西川のベッドパット、ふかふかの枕とアメニティキットとしてイギリスブランド「グローブ・トロッター」のバッグの形をしたアメニティポーチに「SHIRO」の化粧水やリップバームなどが入っています。ポーチだけでもかわいいので思わず写真を。

アルコールと共にフルコースの食事と軽食も

フライトが安定すると、お待ちかねの食事です。大型のテーブルにクロスが敷かれ、洋食か和食を選択できますが、お肉が好きなため洋食を選択し、エコノミークラスでは飲むことができないシャンパンもオーダー。アミューズから始まり、アペタイザーにメインは牛フィレ肉のグリル。個人的には、楽しみにしていたお肉は大味に感じ、そのほかのアミューズやピエールエルメのデザートには大満足でした。

その後もワインやビールなどのアルコールを楽しみ、ひと眠り。フルフラットシートでの眠りはかなり快適で、気が付けば6時間が経過!エコノミークラスでは続けて6時間も眠れることがないため、嬉しい限り。あんなに食べたのになぜか小腹が…お好きな時にというメニューから、一風堂のラーメンを選択。梅酒も選べ、アイスも食べてまた至福の眠りへ。あまりにもアルコールの注文が多かったからか、客室乗務員の方にまだ飲むのかという顔をされ苦笑い。

今回ニューヨークへ行くビジネスクラスへの旅はツアーを利用しましたが、エコノミークラス利用に比べ価格は約2倍。この価格差でショッピングやグルメを楽しめるためビジネスクラスなんて贅沢…とも思いましたが、到着後驚きの出来事が!なんと快適な眠りをしたため、足のむくみもなく、夜の食事も疲れることなく楽しむことができました。これなら2倍の価値あり?!

そのほか、羽田空港ではラウンジを利用でき、サンドイッチやおにぎりなどゆったり朝食を食べることができました。その後、搭乗の際には優先チェックインと受託手荷物も通常23kgのところ、ビジネスクラスなら32kgまで。いつもお土産を買いすぎて2個に分けているので32kgまでokなのは嬉しい限り。優先チェックインに関しては、ANAはダイヤモンドメンバーが最優先となるため、少し待ち時間も。

また、ツアーに参加すると座席指定ができないのでは?という疑問の声を聞きましたが、私が参加したツアーは旅行会社で事前に座席指定することができ、同行者と往復隣同士で座ることができました。

かなり贅沢な旅にはなりますが、たくさん働いた自分へのご褒美に。次回は話題の個室ビジネス「THE Room」の紹介予定です。
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Hiromi Nakadai:
芸能ニュースのアンテナの高さとリサーチ力は社内イチ。NY狂。旅の目的はほぼグルメ。お酒、肉、甘いモノに目がない。目下の懸念は通風。


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