わたしの「星野リゾート」宿泊体験記

2022/08/28

旅行情報のリサーチに余念がないトラベルズー編集部。先日は「星野リゾート」に関する話題で盛り上がりました。トラベルズーメンバーにもお馴染みであろう、リゾートホテル、温泉旅館、都市にある観光ホテル、軽井沢の複合施設などを運営する総合リゾート運営会社です。

聞けば、トラベルズー編集部でも「あのホテルに泊まったことがある!」とのエピソードが。実際に宿泊した際の様子を聞いてみました。


■北海道から沖縄、海外も…108年を迎えた「星野リゾート」

2022年、長野県軽井沢で最初の旅館『星野温泉旅館』を開業してから108年目を迎えた星野リゾート。「星野リゾート」へ社名変更した1995年に『ホテルブレストンコート』が開業し、2001年には『リゾナーレ八ヶ岳』の運営をスタート。2005年には『星のや軽井沢』から「星のや」ブランド展開が開始され、2011年には「界」および「リゾナーレ」ブランド、2018年には「OMOブランド」、続く2019年には「BEB」ブランドが始動するなど、国内の旅行好きでその名を知らぬ者はいないだろうリゾート運営会社です。

参考リンク:星野リゾート 公式Webサイト


■一度は行きたい「星のや」

星野リゾートを代表するブランド。圧倒的非日常感を追求した日本発のラグジュアリーホテルブランドであり、記念日や外せない旅行の際に選びたいところ。1914年に開業した『星野温泉旅館』をルーツに持つ『星のや軽井沢』は2005年の開業で、四季折々の表情を見せるテラスは多くのメディアで取り上げられています。

星のや … 独創的なテーマで圧倒的非日常へいざなうブランド
『星のや東京』『星のや京都』『星のや沖縄』など8施設

■小規模温泉旅館ブランド「界」

温泉好きなら、北は北海道・白老温泉、南は鹿児島・霧島温泉まで網羅する温泉旅館ブランド「界」がおすすめ。2022年11月には長崎・雲仙温泉に『界 雲仙』がオープン予定で、2022年8月現在発表されている施設は22を数えます。「ご当地の魅力に出会える温泉旅館」の名の通り、歴史や名産品などが彩る「ご当地部屋」と、伝統工芸や芸能に親しめる「ご当地楽」を持つのが特徴。その土地ならではの名物食材を使った「日本旅会席」も“界”ブランドの名物です。

界 … 地域の魅力を再発見 心地よい和にこだわった上質な小規模温泉旅館
『界 ポロト』『界 津軽』『界 箱根』『界 アンジン』『界 長門』『界 霧島』など22施設

■日本に5施設「リゾナーレ」

北海道・トマム、那須、熱海、山梨・八ヶ岳、沖縄・小浜島の5施設。スタイリッシュなデザインが特徴の西洋型リゾートで、どの施設ともそこでしか体験できないアクティビティプログラムが豊富。波打つようにうねる雲海を眺める「雲海テラス」はそのうちのひとつで、「雲海テラス」観光が付くツアー情報はTop 20でも毎回、多くの注目を集めています。

リゾナーレ … 洗練されたデザインと豊富なアクティビティをそなえる西洋型リゾート
『リゾナーレトマム』『リゾナーレ那須』『リゾナーレ熱海』『リゾナーレ八ヶ岳』『リゾナーレ小浜島』5施設

・2022年冬に1歳の子供を連れて家族3人で『リゾナーレ那須』に滞在しました。リゾナーレ那須は敷地内に田んぼやガーデンがありとても広いため、子どもとお散歩したら楽しいだろうなと思い、訪れました。選んだ客室は本館のスーペリアルーム。リビングルームとベッドスペースがあり、テラスもついており、3人にはちょうど良い広さでした。ローベッドが3つ並んでおり、くっつけて広々と使えるため、子供がベッドから落ちる心配が無く、安心して眠れました。子連れ利用が多いホテルのため、スタッフの方々が子供に対して配慮してくださり、とてもうれしかったです。例えば、食事はビュッフェ形式ですが、席につくなりすぐに先に子どもの分を取り分けたセットを持ってきてくださいました。お腹をすかせた状態の子どもを連れてビュッフェに取りに行くのはなかなか大変なため、非常にありがたかったです。そして食事のクオリティーも非常に高く、子どもも大人も大満足でした。星野リゾートの中でも、子連れに人気のリゾナーレ、今回の滞在でとても魅了されたので、いつかすべて制覇したいなと思いました!(Maki Iseda)

・3年前の子供の誕生日祝いに家族5名で利用したのが『リゾナーレ熱海』。アクティビティラウンジやBook&Cafe、クライミングウォールやキッズルームなど、ホテル内で子どもから大人まで楽しめる施設が充実しており、ファミリーで楽しめるホテルでした。熱海の高台に位置するロビーから一望する相模湾の景色は格別で、半露天風呂の大浴場から眺める夜景には言葉を失いました。100平米程度のテラスが付いたオーシャンビュー客室(1泊朝食付)に宿泊して、1名2万円程度。熱海駅までの無料送迎を利用して、夕食は熱海の定食屋さんにて。その海幸膳(2,000円程度)もまた絶品でした。熱海は21時ごろに閉店する飲食店が多いので、早めの行動がおすすめです。(Hajime Suzuki)

『リゾナーレ熱海』 イメージ

・数年前に『リゾナーレ熱海』に宿泊しました。テラススイートルームに滞在しましたが、ベッドスペースにリビングスペース、さらに和室も備える充実の広さに驚き!本当にのびのびと過ごすことができました。バルコニーから眺める相模湾の景色も素晴らしかったです。一番印象に残っているのは、高台にかまえるホテルならではの絶景半露天風呂。湯に浸かりながら熱海市街や相模湾を一望でき、心も身体も開放的な気分になりました。当時はまだ独身で「とにかく美味しいものをたらふく食べてのんびりゆったり過ごしたい~」という欲望のままにゆったりリゾート旅を楽しみましたが、いつか子どもを連れて行ってみたいのが、ホテルにそなわる自然を満喫できるアクティビティ「森の空中基地 くすくす」。樹齢300年を超えるクスノキに一体化したようなツリーハウスを冒険のようにめぐる“極上アクティビティ”に、きっと我が家の子どもは大興奮だろうなぁ…と今から妄想旅でワクワクしています。(Mami Kurobe)

・宿泊はしていないのですが、八ヶ岳方面へお出かけの際はぜひ足を運んでほしい!と思うのが『リゾナーレ八ヶ岳』。Top 20で紹介した八ヶ岳のホテルへ向かう道中、ランチ&ショッピングを目的に立ち寄りました。ホテルのメインストリート「ピーマン通り」にはレストランやカフェなど個性あふれるショップが勢揃いしており、一歩足を踏み入れるとまるでヨーロッパの街に迷い込んだかのような気分に。敷地内にはスパや温浴施設「もくもく湯」、プールなどもあるほか、2021年7月には高さ10メートルの「森のクライミングウォール」も誕生したということで、今度は宿泊へ出かけたいと思っています。(Aki Sato)

『リゾナーレ八ヶ岳』 トラベルズー編集部撮影

■ホテルブランドコンセプトが輝くOMO&BEB

OMOのホテルブランドコンセプトは「旅のテンションを上げる都市観光ホテル」。星野リゾートの4つ目のホテルブランドとして2018年に誕生しました。OMO第一号は『星野リゾート OMO7 旭川』。なお、「OMO」の後ろにつく数字はサービスの幅を示しており、旅の目的や過ごし方に合わせてホテルを選べるようになっているとか。例えば、OMO1はカプセルホテルで、OMO3はベーシックホテル。OMO5はカフェを併設し、同カフェでの朝食提供が可能なブティックホテル。OMO7はレストランなども備えたフルサービスホテル、という区分です。詳細は星野リゾートの公式サイト内でご確認を

星野リゾート5つ目のブランドとして立ち上がったのがBEBで、ホテルブランドコンセプトは「居酒屋以上 旅未満 仲間とルーズに過ごすホテル」。2022年8月現在、「BEB5土浦」「BEB5軽井沢」「BEB5沖縄瀬良垣」の3施設が該当します。

OMO … 旅のテンションを上げ街を楽しみ尽くす観光客のためのホテル 12施設
BEB … 居酒屋以上 旅未満 仲間とルーズに過ごすホテル 普段の飲み会よりも素敵に、旅よりも気軽に 3施設

・2020年夏、山登りが趣味の女性3人組で東京・大塚にある『OMO5東京大塚』に行ってきました。選んだ理由は「密回避」と「ステイケーション」。3人ともホテルから電車で1時間内の場所に住んでいることから、混雑する場所を避けて都内のホテルでゆっくりしよう、と決め、オープン時から話題になっていた宿に決めました。宿泊した「やぐらルーム」は下段がソファベッド、上段がベッドスペースになっており、3人で宿泊しても圧迫感がなく開放的。室内にはベッドへ登るための箱を積み上げたような形の階段があり、箱にはそれぞれボストンバッグや手提げバッグなど旅行に必要な荷物を収納できるのは嬉しいポイント。床に物を置く必要がなくスペースを広く使えるので、おしゃべりやお茶をするのに十分な広さが取れました。フロントのある「OMOベース」では卓球を愉しむ親子連れの姿があったほか、窓際の席には作業中と思わしきビジネスパーソン、大きなカメラ機材を抱えた出張客のような男性グループも見え、年齢層や客層が幅広いのは都市型ホテルならでは。近隣にはおにぎりが有名な「ぼんご」や1,000円以下で愉しめる定食屋もあり、夜食や軽食の調達も容易。3名1室素泊まり利用で1名あたり6,000円以下というお値段も手ごろで(当時)、いつもとは違う“お茶会”が実現でき満足しました。(Aki Sato)

『OMO5東京大塚』 トラベルズー編集部撮影

・2022年夏、2022年1月にオープンした『OMO3東京赤坂』に行ってきました。都民が対象のマイクロツーリズムプランがあったことや普段あまり行かない場所に訪れたいと思い選びました。OMO3東京赤坂の1階に併設されている上島珈琲店では、宿泊者限定のコラボ朝食が楽しめるので注目ポイントです。前から体験してみたかったOMOレンジャーの「早起きは三文の徳ツアー」に参加できました。港区赤坂は日本で最も社長が多く住む街で、社長秘書が接待の手土産として和菓子を買う文化がある事から沢山の和菓子屋さんがあるそうです。早速紹介頂いた和菓子屋さん巡りを実施し、スティーブ・ジョブズが愛した和菓子として有名な「赤坂青野」や美術品の様な美しい見た目で人気の「御菓子司 塩野」も良かったのですが、個人的ベストヒットはまさかの番外編として紹介頂いた洋菓子屋の「リベルターブル」。このお店の看板メニューである「フォアグラレーズンサンド」は唯一無二の逸品で、実は赤坂でも洋菓子屋が増えているなかでガイドさんのイチオシはこちらでした。マイクロツーリズムプランで1名あたり5,000円以下とお値段も手ごろで(当時)、歴史も学びながら気軽に行けるホテルとして再訪したいなと大満足でした。(Yoichi Taguchi)

『OMO3東京赤坂』での一枚 トラベルズー編集部撮影

・軽井沢好きの私がおすすめするのは『星野リゾート BEB5軽井沢』。2020年の夏に足を運びました。時間を気にせずルーズに過ごすホテルで朝食付きでも1人8,000円以下(当時)と言うお得プライス。宿泊はいつもヤグラルーム(定員3名)を選択。奥さんと息子と言ったこともあれば、友達と3人で泊ったこともあり誰とでも気軽に楽しめるホテルとしておすすめです。お出かけスポットとして個性的なショップやレストランが立ち並むハルニレテラスまでも、歩いて5分ほどという抜群のアクセス。カードキー提示で「星野温泉 トンボの湯」が600円とお得に利用できるのもポイントです。こちらの立ち寄り温泉は大きな露天風呂と、内湯、サウナ、水風呂があり、“サウナー”の私は軽井沢で数少ないサウナ付きの温泉として愛好しています。29歳以下エコひいき(朝食付)プランもあり、20代の方はとてもお得なのでさらにおすすめです。(Yoichi Taguchi)

『星野リゾート BEB5軽井沢』 トラベルズー編集部撮影

 

■個性的な宿泊施設 -- 青森、軽井沢ほか海外も

星のや、界、リゾナーレ、「OMO / BEB」などのブランドにとどまらず、個性的な宿泊施設展開が多数。トラベルズーメンバーからも人気を集める『青森屋』や『奥入瀬渓流ホテル』はその一例で、国内だけでなくハワイ・ワイキキの『サーフジャック ハワイ』や中国・天台山の『嘉助天台』なども星野リゾートが手掛けるホテルブランドのひとつです。

・毎年6月恒例、妻の誕生日と挙式記念日を兼ねて訪れている『軽井沢ホテルブレストンコート』。同施設内にある結婚式場として有名なのが軽井沢高原教会です。コンセプトは、挙式をあげた私も惹かれた「挙式をされた方がいつ帰ってこられても“おかえりなさい”と迎えられる再会の場所」。季節毎のイベントも豊富で、夏はサマーキャンドルナイト、クリスマスの時期はキャンドルナイトなど、いつ訪れても新たな体験ができるのが特徴です。ホテル宿泊者は軽井沢駅からの送迎バスを無料で利用でき、星野エリアにあるハルニレテラストンボの湯まで無料送迎も行っています。5年目となった今年は、なんとお祝いと長野県産の日本酒を頂きました。いつも期待以上のサービスに大満足で、本当は教えたくないくらいおすすめのホテルです。(Yoichi Taguchi)


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投稿先:support_jp@travelzoo.com

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