4月開業『TAOYA日光霧降』はトラベルズーでも「オールインクルーシブ」か?
大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツが出がける新たなホテルブランド「TAOYA」の第2号として、栃木の日光エリアに『TAOYA日光霧降』が4/10に開業しました。プレスリリース(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000344.000018653.html)の情報によると、「TAOYA」ブランドは「オールインクルーシブ」なことが特徴の1つとして挙げられていますが、数年前から「オールインクルーシブ」を謳うホテルが増えており、その条件は様々。トラベルズーでは「オールインクルーシブ」として紹介するホテルとして下記5つの条件を定めており(詳細はこちら)、プレスリリースやホテル公式HPの情報をもとに検証しました。
トラベルズー内で「オールインクルーシブ」として紹介する必須条件。下記5つの条件を全て満たす宿泊施設に滞在するツアー・宿泊プランであること
- 朝食
- 夕食
- 夕食時アルコール含む飲み放題
- フリードリンク(夕食時以外にアルコールを含む飲み放題の時間帯があること、バーやラウンジ含む)
- アクティビティ1つ以上含む(グルメ系、フィットネス系、貸切温泉など)
目次 |
『TAOYA日光霧降』概要
『TAOYA日光霧降』は、『大江戸温泉物語日光霧降』をリニューアルして2023年4月10日に開業した温泉リゾート。大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツが手掛けるブランドのなかでも最上級の「TAOYA」ブランドとなっており、目指している姿は「憧れの温泉リゾートホテル」で、オールインクルーシブを導入しているのがポイント(オールインクルーシブ内容の検証は後述)。国内では第2号となり、まだ施設数は少ないものの、今後順次既存の施設を「TAOYA」ブランドへと移行していく予定もあるようなので、名前を覚えておくだけでも今後の旅の計画のヒントとなるはず。
客室数は98室となっており、公式HPを確認すると、ツインルームやバリアフリールーム、和洋室、和室、スイート、ファミリールーム、、露天風呂付きなど、様々な世代や旅行スタイルに合わせた客室が揃っていました。
また、ホテルから車で約15分の場所には「日光東照宮」もあり、日光観光の拠点としても便利な立地なのも旅好きとしてはポイントが高いところです。
地図と立地の魅力
Google mapで表示すると
栃木・日光エリアの山の中にあることがわかります。公式の情報によると、標高約1,000mの場所に建ち、霧降高原を眼下に見下ろすフォレストビューのリゾートとのこと。
車で約15分圏内
山中のため、時期や道路状況により多分に左右されるものの、Google mapにて車で約15分圏内の場所には日光東照宮などが観光圏内にあり、公式HPに記載の通りであることがわかります。なお、電車で訪れる人には、JR日光駅と東武日光駅から無料送迎バスが出ており、そちらを利用するのがおすすめです。
「オールインクルーシブ」検証その1:食事内容(朝はスパークリングワインも無料)
オールインクルーシブを謳う施設のなかには、素泊まりプランなどを展開してるところもあるなか、4/19現在『TAOYA日光霧降』の公式HPから予約できるプランは、すべて夕朝食込みのもの。この時点でトラベルズーが掲げる5つの条件のうち、1~2番の朝食と夕食は満たしていると言えます。なお、夕食は90分制のブッフェスタイルとなっており、全長約35mものライブキッチンが売りにされているほか、洋食をメインに、和食と中華料理も揃っているとのこと。また、約2~3か月毎に季節によって提供する食材などを変えていて、ステーキやローストチキン、刺身、鮮やかなアミューズ、デザートなどが揃っていました。朝食も同じレストランでのブッフェスタイルとなっており、近年朝食メニューで人気を集めている海鮮のっけ丼など多彩な内容から好きなものを選択可能。さらに、朝食時はスパークリングワインも楽しめるのも見逃せません。
「オールインクルーシブ」検証その2:ドリンク内容
食事の次に気になるのは飲み物。『TAOYA日光霧降』の公式HPを確認すると、夕食時のアルコール飲み放題、到着時のウェルカムドリンクサービス、暖炉ラウンジでのサービス、湯上がり処サービスがあると記載あり。これらの内、ウェルカムドリンクサービスはコーヒーとソフトドリンクになるものの、湯上がり処サービスは15:00~23:00、5:00~9:30で展開されており、15:00~23:00の間ならビールを含めアイスキャンディなども飲み食べ放題。さらに、暖炉ラウンジでのサービスは15:00~23:00、7:00~10:00で展開されており、15:00~22:00の間ならアルコール含むドリンクが飲み放題。夕食時ならビールやワイン、焼酎、果実酒など多彩なラインアップになり、さらに楽しめる内容です。この内容であれば、トラベルズーが掲げる5つの条件のうち、3~4番の夕食時アルコール含む飲み放題と、フリードリンク(夕食時以外にアルコールを含む飲み放題の時間帯があること、バーやラウンジ含む)は満たしていると言えます。
さらに、トラベルズーでは条件にしていないものの、暖炉ラウンジではドリンク以外に「ゆばうどん」が提供されているなど、痒い所に手が届くサービスがあるのも見逃せません。
「オールインクルーシブ」検証その3:アクティビティ内容
トラベルズー内で「オールインクルーシブ」を謳う上で高いハードルとなっているのが5番目の条件である「アクティビティ1つ以上含む(グルメ系、フィットネス系、貸切温泉など)」が含まれていること。というのも、食事やドリンクなどは含まれている施設は多くあるものの、このアクティビティ系は無料のものが無い施設もあり、ここをクリアできずにトラベルズーでは「オールインクルーシブ」と表現していないところもあります。
その点、『TAOYA日光霧降』の公式HPには一部有料のものもありますが、双眼鏡の貸し出し含め星空ガイドと一緒に夜の散策路を歩きながら星が見えるところまで案内してくれる「星空ツアー(無料)」があるほか(天体望遠鏡体験があるものは有料)、標高1,000mの自然に囲まれた立地を活かし、季節によって変わる周辺をガイド付きで散策できる「日光霧降 自然観察ツアー」も無料、鳥のさえずりを真似た音を出せるバードコールを作って野鳥観察を楽しむものも無料(作成したバードコールを持ち帰る場合は追加料金200円)、卓球無料など、条件を満たしていると言えます。
インフィニティ露天風呂もあり
「オールインクルーシブ」のほか、温泉リゾートで忘れてはならないのは当然ながら温泉。『TAOYA日光霧降』では露天と内湯の2種類の浴場の内、露天で霧降高原温泉を堪能可能。しかも、標高約1,000mの場所に建つ立地を活かし、空と森と一体化したかのように感じられるインフィニティ仕様。夜は満天の星、早朝は朝焼け空など、まさに絶景を眺めながら入浴を楽しめる内容になっていました。また、洗い場には話題の「ミラブル」と「リファ」のシャワーヘッドが備わっているのもこだわりを感じる箇所です。
結論:『TAOYA日光霧降』はオールインクルーシブ
検証の結果、トラベルズー内ではこの施設は十分「オールインクルーシブ」と言える内容でした。トラベルズー編集部では今後も不定期にオールインクルーシブのホテル情報をアップ予定。トラベルズーメンバーの皆様が旅行を計画する際の一助になれば幸いです。