冬の山梨子連れ旅行におすすめな観光スポット3選

笛吹川フルーツ公園 トラベルズー編集部 Mami Kurobe撮影
笛吹川フルーツ公園 トラベルズー編集部 Mami Kurobe撮影
2022/12/21

フルーツ狩りや紅葉など体験や遊び、散策スポットも多く、都内から車で約2時間とアクセスの良い山梨。あえて今回は、フルーツ狩りも紅葉もシーズンを終えた「冬の山梨 子連れ旅行」の楽しみ方を開拓すべく、1泊2日の旅に繰り出して見つけたおすすめ観光スポットを紹介します!

【著者ファミリー構成】
4名家族。Mami Kurobe(筆者)、夫、娘(4歳)、息子(1歳)


【おすすめ観光スポット①】乗り物好き集まれ!本物のリニアが展示される『山梨県立リニア見学センター』

山梨県東部の大月市にある『山梨県立リニア見学センター』は、現在工事が進められているリニア中央新幹線(以下、リニア)の「山梨リニア実験線」の走行試験と合わせて開館した博物館です。リニアは時速約500kmで走行し、東京~名古屋間は約40分、東京~大阪間は約67分という驚異的な速さでの移動が可能になるとか…!(ちなみに時速約500kmは営業時速であり、実際2015年の高速域走行試験では鉄道の世界最高速度である時速603kmを叩き出しています。もう速すぎて想像が追いつきません…)

どきどきリニア館 入口

『山梨県立リニア見学センター』では、そんな最先端技術が結集したリニアの実験線を見ることができ、タイミングが合えば走行試験中のリニアに出会えることも!(2023/1/14まで走行試験なし、以降の予定は都度公式サイトで要確認)。さらにセンター内にある「どきどきリニア館」では、2003年に時速581kmを出した試験車両の実物が展示されています。

実際に実験線を試験走行していた本物のリニア!中にも入ることができます。

そのほか、リニア開発の歴史やしくみを学べるブースやシアター、超電導のしくみを目で見て学べるラボ、さらに実際に磁力走行を体感できるミニリニア乗車など、子どもはもちろん大人も楽しめる魅力が目白押しです。我が家の娘はミニリニアに大興奮でした。

(左上)リニア開発の歴史年表、(右上)試験走行される実験線の線路、(左下)ミニリニア、(右下)超電導のしくみを実験で解説してくれるラボ

ちなみに、授乳スペースやオムツ替えシート、調乳用の温水器も完備されているため、赤ちゃん連れも安心です!

どきどきリニア館授乳室
【施設情報】山梨県立リニア見学センター(どきどきリニア館)
https://www.linear-museum.pref.yamanashi.jp/index.html
入館料 大人(一般・大学生)420円、高校生310円、中学生・小学生200円
※未就学児はリニア館入館無料
※月曜休館(年末年始を除く)

【おすすめ観光スポット②】屋内外のアスレチックで思い切り遊べる&絶景も堪能『笛吹川フルーツ公園』

甲府盆地を見下ろす小高い丘に広がる公園です。園内には屋外アスレチックほか、ドームのなかで雨の日も遊べる屋内ネット遊具、お土産市場、カフェ、レストランなどさまざまな施設があります。なんといっても公園から見る素晴らしい景色。晴れていれば富士山と甲府盆地が織りなす山梨ならではの絶景を楽しむことができます。

笛吹川フルーツ公園から見る富士山と甲府盆地の絶景

我が家の娘は屋外のアスレチックで一通り遊んだ後、ドームのなかに広がる屋内ネット遊具の虜になりました。子どもが喜ぶ遊びがたくさんあって、大満足間違いなし。しいていうならば「もうそろそろ帰るよ~」「まだ~!」の攻防戦が延々と続くことがちょっと困るくらいです。

(左上)屋外アスレチックはほかにも遊具が色々あります、(右上)雨の日も遊べるドーム内の屋内ネット遊具、(下)延々とSASU○Eのごとく遊ぶ4歳児

屋内ネット遊具があるドームのなかは地面がやわらかい人工芝のようになっており、転んでも安心です。冬でも屋内なので寒さも軽減されました!(そして冬だからかすごく空いてた…!)。ちなみに、お昼時に行ったので園内のレストランでランチをしましたが、そこからの景色も素晴らしかったです!同じ建物内に授乳室やオムツ替え台やミルク用給湯器を備えたベビールームもあり、こちらも赤ちゃん連れも安心のスポットです。

絶景レストランで遊び疲れた4歳児がご飯を待つ…の図
【施設情報】山梨県笛吹川フルーツ公園
https://fuefukigawafp.co.jp/
入園無料、駐車場無料、園路は24時間年中無休
※建物施設は9時~17時(夏期延長あり)

【おすすめ観光スポット③】寒いときこそ入りたい!定番だけど外せない『ほったらかし温泉』

笛吹川フルーツ公園の丘をさらに登って車で約5分の場所にあるのが、山梨でも屈指の人気を誇る日帰り温泉『ほったらかし温泉』です。甲府盆地を見渡しながら温泉に癒される時間は幸せそのもの。日の出1時間前~夜22時(最終受付21時半)まで営業しているため、朝、昼、夕方、夜と好みの時間で違った景色を楽しめるのも魅力です。どの季節に入っても良いものですが、冬は澄んだ空気でクリアに見渡せる甲府盆地の絶景と、寒い空気を肌に感じながらより一層温かみがじんわりと身体に広がる温泉を楽しむことができます。

公園で遊びまくったあとの温泉は親子とも身に沁みます

お風呂は元湯である「こっちの湯」と新湯である「あっちの湯」の2種類があります。どっちにしようか~…と迷う人のために大きなサイコロが用意されており、娘がふったところ今回は「こっちの湯」に入ることに。浴場内は撮影ができないため写真はありませんが、絶景も温泉も大満足でした!夕方に入ったので、夕暮時の空と富士山がとても美しかったです。入浴は0歳から可能。子連れ旅行でもぜひ立ち寄りたいスポットです(ただしベビーベッドなどはないため、赤ちゃん連れの場合は2人以上で協力して入浴できるとより良いと思います)。

【施設情報】ほったらかし温泉
http://www.hottarakashi-onsen.com/
入浴料(一風呂) 大人(中学生以上)800円、小人(0歳~小学生6年生)400円
日の出1時間前に「あっちの湯」オープン、詳細は公式サイトを参照

寒さをあまり感じない屋内施設や屋内遊具、冬だから楽しめる絶景、冬こそ嬉しい温泉など…混雑も少なめな穴場シーズンの冬の山梨で、子どもと一緒に目いっぱい楽しむ旅をご紹介しました。ぜひ次の旅行の参考になれば幸いです!


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Mami Kurobe:
前職は旅行会社に勤務。添乗業務で「夜は家でお母さんのごはんが食べたいから」という理由で日帰り添乗を希望し続けた結果、気軽に行ける日帰り旅行の魅力にとりつかれる。トラベルズーのLocal Dealsが大好き。現在は二児の母で、最近のブームは子連れで楽しみやすい人混みを避けた穴場旅行の楽しみ方を開拓すること。好きなものはとうもろこし。一粒ずつ食べる派。
【執筆記事】
「のぞみが停まらない駅」三島・家族旅行体験レポート<前編>
「のぞみが停まらない駅」三島・家族旅行体験レポート<後編>


※情報は、発行前日の情報をもとにトラベルズー編集部が独自にリサーチしたものであり、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
※写真はトラベルズー編集部撮影画像です。

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