【実録】子連れで行くはじめての新幹線旅行〜悩み多き新幹線の手配と持ち物たち〜
コロナ禍以来、旅はもっぱらマイカーで行くドライブ旅行だった我が家。とはいえ、子連れで行くドライブ旅行は長距離が厳しいため、自宅から2時間以内で行ける距離の場所になることが多く、神奈川に住んでいる我が家の旅先といえば県内か山梨、静岡が定番でした。しかし今回、はじめての子連れ新幹線利用で愛知2日間の旅を決行することに!持ち物は何を持って行ったか、新幹線ではどう過ごしたかなど、実録を紹介します。
【著者ファミリー構成】Mami Kurobe(筆者)、夫、娘(4歳)、息子(1歳)
■忘れ物はない?!持ち物確認は念入りに
初挑戦の新幹線旅行ということで、不足がないかドキドキしながら用意した子供用の持ち物がこちら。
⇒息子はオムツ漏れに備えて余分に用意 ※案の定オムツ漏れが発生しました…
・オムツ(スーツケースに6枚、リュックに3枚)
⇒小分けにしてジップロックに詰めた
・おしりふき
・ポリ袋(多めに。オムツやゴミを入れる用)
・おやつ(娘用と息子用で揃える。2人とも某ゼリー系飲料がお気に入り)
・おもちゃ(“新幹線飽きた時”用。お姉ちゃんはカードゲーム、息子はトミカにご執心)
・息子のベビーフード(お弁当タイプとパウチタイプ。めっちゃ食べるので足りるか心配)
・水筒(娘用と息子用)
・母子手帳
・健康保険証
子連れ新幹線旅行で特に心配だったのが、要の新幹線の乗車時間を耐え切れるかどうか。特に息子は、マイカーと異なり車内で授乳も難しいので、なるべく長い間静かにチュパチュパしてくれてかつ美味しいゼリー系の飲み物は必需品でした。
一方、弟と違いある程度分別はつくものの暇を持て余すとモンスター化するお姉ちゃんのとっておきの暇つぶしが、こちらの「おでかけ中に楽しめる100のあそび」(出版:ひさかたチャイルド)。
ペン1本あれば遊べる100枚のカードが入っており、迷路やクイズ、クロスワード、自由にお絵かきなど遊びも多彩なラインアップ。おすすめのアイテムです。
それから母子手帳と健康保険証。近場でも遠出でも、旅行の時は万が一のために必ず持って行きます。
子連れ旅行で何を持っていくか、家族によって色々なアイデアがありそうですね!ぜひトラベルズーメンバーの皆さんにも聞いてみたいです。
【編集部から一言】ファミリー旅を愛するスタッフからも、「母子手帳は持っていくよね!」と同意の言葉あり。既病歴やかかっていない病気、何のワクチン打っているのかなど、旅先で病院にかかる際の判断材料になることから欠かせない携帯品と言えます。また、子連れ旅行の荷物の多さはやはり悩みの種。マイカー利用ではないときや同行者がいない旅、あまりにも荷物が多くなる場合などは、旅先に段ボールに詰めた荷物を送る、というスタッフもいました。そのほか、お菓子は大量に、玩具やシール帳を携帯するという話もあり。動画を見せる場合に備え、あらかじめ端末に動画をダウンロードしておけば電波の悪い場所でも視聴できる、という技もあります。お試しあれ。
■ツアーで行く?個別で行く? 突然の風邪を恐れる子連れ新幹線旅
今回の旅はツアーではなく、新幹線と宿泊先を個別に手配することにしました(宿泊予約サイト「一休.com」でポイント即時利用+全国旅行支援適用でお得に宿泊できたため)。
ところで、今回旅の計画をするなかで、子連れ新幹線旅行はいつも以上にキャンセルポリシーが気になるなと感じました。小さなお子さんがいるご家庭は同じ方も多いのではと思いますが、我が家の娘は毎月1回は風邪をひいているような気がします…旅行前日に発熱!なんてことも起こりうる…。
今回のホテルの宿泊プランでは宿泊日の4 日前から全額のキャンセル料が発生という内容だったのであまり該当しませんが、例えば一般的に多い3日前、2日前、前日、当日など段階的に負担する割合を設定しているキャンセルポリシーの旅行会社のツアーと、宿&新幹線の個別手配を比較した場合、ツアーで予約したほうが安いけど、キャンセルになった場合は宿泊分だけのキャンセル料のほうが安い…ということも起こりうるなと(新幹線の座席は事前予約でもキャンセルの場合の払い戻し手数料は少額のため)。
ツアーでお得に旅をするか、旅費が高くなってもキャンセル料の負担を減らすか…子供の年齢によっても変わるところかもしれませんね。
■新幹線はどこに乗る??我が家の選択は…
子供の体調をギリギリまで判断したかったため、新幹線は当日券を購入することにした我が家。なるべく安くしたい…という気持ちが働き、平日発だし空いてるだろうとふんで自由席を購入しました。
我が家は新横浜駅からの乗車だったのですが、のぞみの自由席1〜3号車を全て見たところ割と埋まっている!!2名席は空いているところはなく、3号車からあれよあれよと前に行き、幸いなことに1号車の1列目で3名席の2名分が空いていたので座ることに。「指定席はケチるところではなかったのかもしれない…!」と思いました。
でも1号車の1列目、意外と良いことも。他の号車では通路になるデッキが1号車の一番前のところだとほぼ誰も入らない(パーサーさんがたまに入るくらい)ので、息子が少しぐずった時に一番前のデッキへ行き、窓から景色を見せて時間を過ごしていました。動く景色に息子も興味津々。狭い空間で子供が不機嫌になるとドキドキしますよね…今回はこのデッキにだいぶ救われました。
ちなみに復路(名古屋~新横浜)は指定席券を購入して2名席に座りました(指定席すら空きが少ない状況だったので自由席には座れそうにありませんでした)。駅員さんが気遣ってくださり、一番後ろのデッキに出やすい席を取ってくれたので、とても助かりました。
【編集部からの一言】東海道線ネタをひとつ。N700A、N700系ともに、11号車にはオムツ替えにも利用できる「多目的トイレ」があります。多目的トイレの近さから、11号車や12号車は子連れ旅行者の強い味方とされています。N700S新幹線には3、11、15号車にも授乳スペースもあり。ちなみに、オムツ替えは洋式トイレに折りたたみ式のベビーベッドがあるほか、N700系タイプの車両では奇数号車のデッキ新大阪寄りの洋式トイレに設置されています。
今回ははじめての子連れ新幹線旅行の、新幹線の選び方や過ごし方、持ち物について紹介しました。あくまで我が家の場合なので、年齢やご家庭によって色々なやり方があると思いますが、何かの参考になれば幸いです。
Mami Kurobe:
前職は旅行会社に勤務。添乗業務で「夜は家でお母さんのごはんが食べたいから」という理由で日帰り添乗を希望し続けた結果、気軽に行ける日帰り旅行の魅力にとりつかれる。トラベルズーのLocal Dealsが大好き。現在は二児の母で、最近のブームは子連れで楽しみやすい人混みを避けた穴場旅行の楽しみ方を開拓すること。好きなものはとうもろこし。一粒ずつ食べる派。
【執筆記事】
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