沖縄高級リゾート『ザ・ブセナテラス』にかけられた4つの魔法
「沖縄に行きたいんだけど、おすすめのホテルは?」旅のプロとして、よく聞かれるこの質問。
300軒を超える沖縄のホテルから、絶対に失敗できない旅で泊まる1軒を選ぶのは確かに至難の業。「マリンアクティビティを楽しみたいので、ビーチ目の前がいい」「世界遺産の観光メインの旅なので、那覇周辺で」…など旅の目的によっておすすめのホテルは異なるものの、「ホテルステイを楽しみたい」、そんな方に強くおすすめしているホテルがあります。
それは、沖縄本島北西部・名護に佇む高級ビーチリゾート『ザ・ブセナテラス』。一度泊まればリピート必至と言われるこのホテルが持つ“4つの魔法”を、トラベルズー編集部きっての辛口編集部員が解き明かします。
魔法①:“バトラー”によるチェックインサービス
那覇空港でレンタカーに乗り込み約90分。国道58号沿いに林立するリゾートホテル群の先に風光明媚な部瀬名岬が見えてくる頃には、自然と期待に顔が綻んでいるのに気付く。ハイビスカスやブーゲンビリアが咲き乱れる広大な敷地の奥へ車を進めていくと、颯爽とした身のこなしのバトラーがお目見え。
車を預け、通された先は手つかずの大自然に屋根を乗せたような、開放的なフロント。すぐ正面にはコバルトブルーの海が広がります。名物・タンカンジュースのウェルカムドリンクを飲んでいると、余裕と気品を備えたバトラーによる館内案内が始まりました。一流ホテルはチェックインから優雅。泊まる前から期待に胸が高鳴ります。
魔法②:“3拍子”揃った快適なゲストルーム
スイートルームやクラブフロアの客室(ゲストルーム)は良くて当たり前、それだけのお金を支払っているのだから。スタンダードフロアにこそ、そのホテルの“格”が表れるものです。この日の宿泊はホテルの中でもリーズナブルな「デラックスナチュラル オーシャンビュー36平米」。
扉を開くとそこはナチュラルテイストのゆったりした空間。「本当に36平米?」と思うほど広く感じます。訪れるホテルで、まずチェックするのはベッド。お、沈み過ぎない絶妙なマットレス。これは…やはりシモンズのポケットコイル! ホームページには書いていないものの、ベッドに手抜きはないようです。
バルコニーに出てみると、そこには目が覚めるような絶景。コバルトブルーの海が果てしなく続きます。フォトジェニックな光景だったので、思わず一枚パシャリ。この眺めを楽しめるから、オーシャンビュー客室はやめられません。
バスルームに入り、アメニティを見てまたもやびっくり。なんとフランスが誇る世界的タラソテラピー(海洋療法)ブランド『THALGO』社製の石鹸やシャンプーなどのアメニティがずらり。消耗品には最低限のコストしかかけないホテルも多いなか、さすがブセナは期待以上の満足度を感じさせてくれます。
魔法③:一流レストランで過ごす“夢心地”のディナー
8か所あるレストランは、メインダイニング『ファヌアン』を除いてドレスコードがありません。肩肘張らずにカジュアルに一流の味を堪能できることも、『ザ・ブセナテラス』の魅力。初日の夕食はブッフェスタイルで沖縄料理はもちろんのこと、和洋の多彩なメニューを味わえる『カフェテラス ラ・ティーダ』をチョイス。
ちょうどサンセットのタイミングで、運よく空いていたテラス席を確保。部瀬名岬の向こうに沈んでいく夕陽を眺めながらのムード満点なディナータイムを彩るのは、シェフが目の前で調理する魚介のソテーやローストビーフ、沖縄野菜や多彩なスイーツの数々。4,500円と財布にも優しいディナーでした。
2日目の夜には少し奮発して、『鉄板焼きレストラン 龍潭』を予約。思い出しました、奥さんの誕生日祝いの旅行だったのです。この日は18時までに入店すると9,000円(通常コースは13,000円~)で肉料理・魚料理のダブルメインのコースを食べられるということもあり、即決。
シェフとの会話を楽しみながら、その鉄板焼きパフォーマンスに目は釘づけに。メインの本部(もとぶ)牛のフィレとサーロインがフランベされた瞬間は、興奮のあまりシャッターを切るのも忘れるほど。〆のガーリックライスまでペロリと平らげ、この日も大満足のディナーでした。
朝食はブッフェまたは和食から選択式。朝食券をランチに変更できるので、ゆっくり朝寝坊もOKの“うちなー”時間を過ごせます。
魔法④:「もう少し魔法にかかっていたい」・・・魅惑のバータイム
2泊目の夜。この素敵な“ブセナの魔法”が明日には解けてしまう・・・今日はまだ眠りたくない。気づくと足は『ファンパブ シュガーケイン』へと向かっていました。ここは、ジャズやボサノバ、沖縄ポップスのライブ演奏をミュージックチャージなしで楽しめるお得なバー。オリジナルフローズンカクテルを片手に聴いた音楽は、夢から覚めた今でも余韻が残っています。
“ブセナの魔法”にかけられた私が、夢心地の中、確かに体験したことはここまでです。この話の続きはきっと、これから魔法にかけられるあなた自身が知ることになるでしょう。
■宿泊施設情報
『ザ・ブセナテラス』
公式ウェブサイト: http://www.terrace.co.jp/busena/
TEL: 0980-51-1333
アクセス: 那覇空港よりレンタカーにて国道58号経由で約90分
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編集部:Naoya Koitabashi
メタボではあるが温泉博士。もうすぐMBAを取得する30代の男性。コナシ・家持ち・猫好き
※上記Storyは、2016年8月8日発行の情報をもとに加筆・修正したものです。トラベルズー編集部が発行前日の情報をもとに独自にリサーチしたものであり、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
※写真はイメージです。