“旅のヒント” 旅×本のススメ

2018/12/13

旅に行きたくなるきっかけが、読んだ本に影響されて・・・ということはありませんか?以前は旅のきっかけに「本」を挙げる人が多かったように感じます。スマ―トフォンの使用時間が年々伸びている現代。なかなか単行本や文庫本を手にする機会も少なくなるなか、あらためて本から始まる旅をしてみませんか?

旅のきっかけを覚えていますか?
〇〇を見に行きたくて、〇〇を買いたくてと、人それぞれ旅の動機は異なりますが、本がきっかけとなる旅も多いのではないでしょうか。”バックパッカーのバイブル”と呼ばれる沢木耕太郎の「深夜特急」、群ようこの「かもめ食堂」など、読んでいるうちに、旅に出たくなるような本はたくさんあります。人気漫画「ワンピース」もバルセロナやインドのジョードプルなどがモデルとなっているので、SNSでは漫画と同じような構造で写真を撮っている人も。

ちなみに、私がカナダを旅行したきっかけも本でした。子供のころから好きだった「赤毛のアン」に惹かれ、プリンス・エドワード島を訪ねました。物語の世界観がそのまま広がった場所を歩くだけで、ただただ感動しました。

そんなふうに人を動かす力を持つ「本」ですが、近年は新しい形態の“本屋系”〇〇が増えています。

“本屋系”〇〇、あなたの好みに合う〇〇は?

出版社が経営し、書籍を自由に読める「本屋カフェ」や、本を読みながら“泊まれる本屋®︎”をコンセプトにつくられ都内を中心に増えつつある「BOOK  AND BED」、8月に箱根にオープンした“本に囲まれて暮らすように滞在する”がコンセプトのブックホテル「箱根本箱」など、本の世界へショートトリップできる空間が少し調べただけでもたくさん出てきました。

そのなかでも私が気になったのは、強羅温泉にある「箱根本箱」。全客室18室全てに露天風呂が付いており、オーガニックの本格イタリアンレストランも併設。そして、肝心の本はなんと1.2万冊も所蔵しているホテルなのです。全室に「あの人の本箱」という、著名人が選書した本箱が部屋に備え付けられています。部屋ごとに本箱は異なるので、何度も宿泊する楽しみが増えます。温泉も本も一度に楽しむことができる「箱根本箱」。私の次の旅行先は「箱根本箱」に宿泊して考えようと思います。

新しい本との出会いや次の旅先を見つけるきっかけとなる、本屋系○○は本&旅好きのための新たな旅の形と言えるかもしれません。旅のきっかけを探しに出かけてみませんか。


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※上記Storyは、トラベルズー編集部が2018年12月14日時点の情報をもとに独自にリサーチしたものであり、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
※写真はイメージです。

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