一人旅ツアー企画者がツアーに一人で参加!実録体験記

2022/05/23

各旅行会社も近年特集をすることが多い「一人旅(1名参加)」ツアー。私も前職の旅行会社では、「女性おひとりさまの旅」を企画していました。自分が企画したツアーに添乗員として同行した経験もあり、個人的にも一人旅でツアー旅行に参加したこともある私が、「一人旅って実際どうなの?」と少し不安に思う“一人旅ツアー初心者”の不安を解消します!

■どんな人が参加しているの?

結論から言うと、年代は様々。私が添乗員としてご一緒したツアーのうち、北海道周遊3日間ツアーの場合は、30~70代という幅広い年代の20名が参加されていました。一人旅で参加された理由を伺うと、友人と予定が合わなくて…とか、ご主人が旅行好きではなくて…とか、一人で気ままに旅をするのが好き、など様々。集合場所に集まった頃はバラバラだったツアー参加者も、「この観光地に来たかった!」という目的は同じなので、一人旅と言えど自然に少しずつ会話をされていました。
添乗員としてツアーに参加して驚いたことは、一人旅の参加者は集合時間をしっかり守るということ。ツアーというと、集合時間に遅刻してしまう人がいてしまいがちですが、一人旅ツアーで遅刻をする人はほぼいませんでした。頼る人がいないうえに、バスが出発してしまい置いていかれたらどうしよう(そんなことはしませんが)という気持ちが強いせいがある、と一人旅ツアーの常連の方は話していました。

■一人旅でツアーに初参加

そんな一人旅ツアーを企画していた私も、ツアー参加者に感化されて(?)、一人旅デビューすることに。
私が参加したのは、カンボジアのアンコールワット遺跡巡り。当初友人に声をかけましたが、ツアーの出発日が限られており、都合が合う人はおらずツアー参加を諦めかけました。でもやはり、アンコールワットへ行きたい気持ちがとても強く、一人旅でもいいのかな…と思い始めて一人部屋追加代金を調べたところ、意外に安いことが判明!3泊4日の日程と短いこと、たとえ現地で一人ぼっちでも遺跡見学で楽しめるはず、と気持ちを切り替えて一人で参加をすることに。出発日が近づくにつれ、周りが家族連れやカップルばかりだったら気恥ずかしいな…という一抹の不安がありましたが、憧れのアンコールワットに行けるということで、ワクワクして旅行準備を進めました。

■一人旅に向けて準備したもの

一人旅なので、いつもの旅行セットにプラスして準備したことが3点あります。
①セルフィー
写真撮ってください!と人に声をかけるのは勇気がいるもの。そうならなくてもいいようにセルフィー(自撮り棒)を購入。
②性能のいい小型時計
帰国日に寝坊して、帰国便に間に合わない!とならないよう、性能がいい高い小型時計も購入しました。
③事前に友人・親にツアー日程を連絡
初日はどこにいて、次の日はどこで、帰国便は●●便で…と細かく日程を伝えました。万が一現地で事故などに遭ってしまったときのため、予め伝えておきました。

■実際に行ってみて…

ツアーに参加してみると、20人ほどの参加者のうち6、7名が一人旅だったため、私の心配も杞憂に終わりました。そして、「アンコールワット遺跡を見たい!」という共通の話題があり、現地ガイドの方の盛り上げ方が上手かったこともあり、あっという間に和気あいあいとした雰囲気に。同年代の一人旅の方もいたので、話しかけたり一緒に食事に行ったりとツアー中はとても楽しく過ごせました。


自分の都合に合わせて参加することができ、観光地はツアー参加者と一緒で心強く、ホテルではゆったり気ままに一人で過ごせるのが、ツアー旅行の一人参加のメリット。行きたい旅先があるけれど、同行者がいなくて…と諦めかけていた方は、思い切って一度参加してみてはいかがでしょうか。

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Shihoko Akahira:
東北愛溢れる青森出身。添乗員、ワーホリでの現地ガイド経験あり。元気印明るさ満点、1児のママ。


※情報は、発行前日の情報をもとにトラベルズー編集部が独自にリサーチしたものであり、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
※写真はイメージです。

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