ツアーだからこそ効率よく巡れるイタリア
日本のように南北に広いイタリア。せっかく行くのであれば、一度にたくさんの観光地を訪れたいもの。では、効率よく巡るにはどうすればいいでしょうか。車?電車?答えは、ツアーでイタリアを巡ること。旅行会社でツアーを企画したり、添乗員としてイタリアを旅した私だからこそ言える、ツアーのメリットと、今回(7/13号)のTop 20で紹介したイタリアツアーの主要観光スポットについて紹介します。
■イタリアを賢く旅するコツ
北から南まで、各地に世界遺産など観光スポットが点在するイタリア。個人で旅行をする場合、日本の新幹線のような特急列車ITALO(イタロ)やバスで各都市を巡ることも可能ですが、ひとつひとつの観光スポットが離れていたり、特急が停まる主要駅は郊外にあったりと移動には時間がかかりがち。また世界遺産でありながらも現役の教会や大聖堂として使用されることもあるため、せっかく観光に行ったのに宗教行事が開かれており見学できなかった…ということも。そんなイタリアを賢く旅するには、添乗員同行のツアーがおすすめ。添乗員同行ツアーの場合、添乗員は事前に現地と密に連絡を取り合い、どこが何時に開いているのか、入場に予約が必要な場合などは、その日の行程をドライバーや現地スタッフと相談し組み替えているので、旅行者は毎日ベストなルートで観光することができます。
そのため、一度の旅行で世界遺産を10カ所巡ることができるのもツアーならでは。
■10の世界遺産を巡るイタリアの旅
今回のツアーでは、イタリアを代表する10カ所の世界遺産を訪問します。
①ヴァチカン
ローマの中にある世界最小の独立国であり、カトリックの総本山。壮麗なサンピエトロ寺院には、ミケランジェロ作のピエタ像やベルニーニ作の聖ピエトロの椅子など、見所も豊富。
②ローマ歴史地区
数々の名画の舞台ともなったトレビの泉やスペイン広場に加え、ローマ時代の闘技場コロッセオなど、街中に遺跡が点在する美しい街を散策します。
③ナポリ歴史地区
港に突き出た中世ルネサンスの古城ヌオーボ城など、イタリアの下町の雰囲気を色濃く残すナポリの街を観光。
④アマルフィ海岸
紺碧の海がきらめき、海岸に沿ってカラフルな家々が点在するアマルフィ海岸をドライブします。
⑤ポンペイ遺跡
紀元79年に起こったベスビオ火山の噴火により、一夜にして火山灰と軽石の下に消えた古代遺跡です。現在も発掘が続き、古代の街並みがそのまま残っています。
⑥マテーラの洞窟住居
岩肌を削って作られる洞窟住居・サッシ。石灰岩でできた住居が何層も重なるように並び、独特の景観を作りあげています。
⑦アルベロベッロ
円錐型のとんがり屋根と白壁の家が立ち並ぶかわいらしい雰囲気のトゥルッリ地区。おとぎの国のような雰囲気があるこのトゥルッリ徒歩圏に宿泊するので、観光客が少ない夜や早朝の散歩も楽しむことができます。
⑧フィレンツェ歴史地区
まるで中世の街そのもののような雰囲気を残すフィレンツエでは、ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」などの名画が展示されるウフィッツィ美術館も観光。
⑨ピサ
「ピサの斜塔」で有名な、ピサ。ツアーでは入場観光となることが稀な斜塔もじっくり観光します。ガリレオ・ガリレイの実験をしたことでもよく知られています。
⑩ベネチア
水の都、ベネチアではシンボルのサンマルコ寺院などを見学。細い路地を縦横無尽に進むゴンドラ遊覧も楽しみます。
■添乗員同行&イタリア名物含む21食付き
個人でのアクセスとなると手配が難しいエリアも巡る周遊旅行こそ、添乗員同行ツアーがおすすめ。治安や言葉の面でも安心です。また道中は貸切バスだけではなく、高速列車での移動もあり、車窓を愉しみながら効率よく移動が叶います。ツアーには、イカ墨パスタやミラノ風リゾットなどイタリア名物料理を含む21回の食事付き。
またツアーでは、ベネチアとミラノでそれぞれ自由行動の時間が確保されています。ベネチアの街には水路がくまなく張り巡らされた細い路地があり、“迷宮都市”と呼ばれるだけあり、美しい迷路に迷い込んだような錯覚に。ミラノはファッションの中心地なだけあり、高級ブランドショップやハイセンスなセレクトショップまで軒を連ね、ウインドウショッピングをするだけでもワクワクします。
10の世界遺産を巡るイタリアツアーはこちら
Shihoko Akahira:
東北愛溢れる青森出身。添乗員、ワーホリでの現地ガイド経験あり。元気印明るさ満点、1児のママ。
※情報は、2022/7/12の情報をもとにトラベルズー編集部が独自にリサーチしたものであり、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
※写真はイメージです。