日帰り一人旅で見つけた、熱海スイーツ特集 最新版

熱海ミルチーズ店内 トラベルズー編集部撮影
熱海ミルチーズ店内 トラベルズー編集部撮影
2022/08/17

先日一人旅で訪ねた熱海。日帰り旅行ながら、スイーツ好きの私は熱海スイーツを制覇しようと観光の間に駆け巡りました。結果として旅行当日はお盆直前のため観光客が多く、人気スイーツ店には大行列ができていたため全てを食べることはできませんでした…。リベンジのため調べた情報と、撮ってきたばかりの写真とともに紹介します。
スイーツ巡り以外もたくさん楽しんだ、熱海日帰り旅の詳細は「熱海は日帰りでどこまで楽しめる?Top 20実録体験記」にて。
※「熱海ミルチーズ」について情報を追記しました。(9/6更新)

ACAO FOREST内のCOEDA HOUSE トラベルズー編集部撮影

■熱海に行ったら食べたい、熱海駅周辺の人気スイーツ

昭和の懐かしい雰囲気のレトロブームと合間って、熱海にはレトロかわいいスイーツショップやカフェ、喫茶店がたくさんありました。

はじめに訪ねたのは、創業70年以上の老舗洋菓子店「三木製菓」。本店は熱海駅から少し離れた熱海銀座方面ですが、私が訪ねたのは熱海駅目の前にある熱海第一ビルにある支店。目当ては「ネコの舌」という名前のラングドシャ。サクサク食感でバターがたっぷり。自宅用の大袋入りもありますが、ギフト用の箱入りもあったのでそちらをチョイス。壊れずに持ち帰ることができました。私の前に会計をしていた人は、店員とゆっくり会話しながら…と優雅な雰囲気の熱海マダム。マダムが購入していたケーキやシュークリームなどの生菓子もおいしそうでした。

熱海駅前に7月にできたばかりのアレンジティースタンド「CHAPORTE(チャポルテ)」。静岡茶を熱海名産の橙などを入れてアレンジしたドリンクと、小ぶりな瓶に入ったチーズケーキがあり、土産としても持ち歩きしやすいスイーツです。店舗2階には創業49年となる老舗喫茶店「カフェ アジール」もあり、フルーツが盛りだくさんのプリンアラモードやケーキセットが人気です。

次に訪ねたのは「CHAPORTE」からすぐの熱海駅前商店街の仲見世通りにある、「パン樹・久遠」。イートインスペースもある地元で人気のパン屋で、樹木風の入り口をくぐって入るメルヘンチックな外観です。食パンやカンパーニュ、サンドイッチまでハード系から惣菜系まで種類豊富。特にクロワッサンが人気なようで、私が訪ねたときは買い物客のほとんどがクロワッサンを購入していました。

「パン樹・久遠」の反対側にあるのが、「熱海ばたーあん」。手のひらサイズのキノコ型のパンのなかに、創業150年の老舗和菓子店の餡子と、バターがたっぷり詰まっています。毎日10時から1時間ごと(10時、11時、12時…17時最終)の数量限定販売となっており、私が訪ねたときには購入待ちの行列ができていました。

左上から時計回りに、三木製菓、パン樹・久遠、熱海ばたーあん、CHAPORTE

その後、商店街を抜けた場所にあったのが「いちごBonBonBERRY ATAMI HOUSE.」いちごスイーツの専門店で、温泉まんじゅうをいちごと一緒に串に刺した「温泉まんじゅういちご串」や定番のいちごあめなど全ていちごいちごいちご…、店内もいちごのイラストがたくさんあり、写真を撮りたくなるようなスポットも。

いちごBonBonBERRY ATAMI HOUSE. 左はPIXTAイメージ、右はトラベルズー編集部撮影

「いちごBonBonBERRY ATAMI HOUSE.」のすぐそばにあったのは、「熱海プリン」。熱海スイーツブームの先駆けとも言われており、牛乳瓶のようなレトロな小瓶にソースが別添えで付いているかわいらしさ。訪ねたときには既に10組程度が購入待ちの列に並んでおり、私も並ぼうか迷っていたところ、店の道路を挟んだ向かい側の建物内にも行列があり、そちらが最終尾とのこと。なんとその建物内にも15組以上が並んでいたので、今回は購入を諦めました。熱海銀座商店街にも「熱海プリンカフェ2nd」として2号店があり、こちらのほうが比較的行列は少なくイートインスペースがあります。さらに熱海からは少し離れますが、車で行った場合には4号店「ドライブイン 熱海プリン食堂」が長浜海水浴場近くにあり、こちらでは卵やチーズなどを使った食事も熱海プリンと一緒に楽しむことができます。

私が一番今回の旅で気に入ったのは、大人気の「熱海プリン」の姉妹店「熱海ミルチーズ」。場所は「熱海プリン」のすぐそばにあり、銭湯のようなのれんがかわいらしく、「熱海温泉」と「銭湯」がテーマのポップな内観。店頭では半熟バスクチーズケーキを推していましたが、私が気になったのは「飲めるチーズケーキ」。その名の通り、チーズケーキが冷たいドリンクになっているもので、取材の数日前に発売されたばかりの3種と、定番の1種で計4種類。私が飲んだのは「飲めるチーズケーキ ダブルベリー」。2階には銭湯をモチーフにしたかわいらしいイートインスペースがあり、意外にも空いており、私が行ったときは誰もおらず貸し切り状態でした。飲んでみると、確かにチーズケーキの味がそのままドリンクに。とは言え、くどくなくさっぱりとしており、食後デザート代わりにぴったりなドリンクでした。
※2022/9/25までの期間限定で「熱海ミルチーズ」が東京駅「グランスタ東京」内にてPOP UP ストアを開催中です。熱海スイーツを東京で楽しめるチャンスです。

熱海ミルチーズ トラベルズー編集部撮影

■話題のカフェや神社の憩いのスポットのカフェも

熱海駅周辺から離れて訪ねたのは、以前「アカオハーブ&ローズガーデン」として知られた、バラやハーブが咲き誇る20万坪のガーデン。昨年リブランドされて「ACAO FOREST」となりました。ガーデンのなかでも丘の上の見渡しの良い場所にあるカフェ「COEDA HOUSE」は、国立競技場と同じく隈研吾氏が設計した一本の大きな木を模した、木組みのデザインが特徴的なデザインです。カフェからは相模湾や空が広がる絶景を眺めることができ、開放感が抜群でした。建物のデザインに合わせ、メニューにはバームクーヘンなど“木”をイメージしたものや、バラやハーブを使ったカラフルなドリンクもありました。「ACAO FOREST」には今年の4月「herb house & 薔薇堂」という、ベーカリー「薔薇堂(そうびどう)」、揚げたてのドーナッツの店「DONUT ROOM」やセレクトショップが入った商業施設もできており、土産選びにぴったりです。

ACAO FOREST内にあるCOEDA HOUSEとブランコ トラベルズー編集部撮影

「ACAO FOREST」からバスで向かったのは、熱海随一のパワースポット「来宮神社」。地元では古くから来福・縁起の神として親しまれており、近年は恋愛のパワースポットとしても注目されています。境内には、神社のなかとは思えないほどおしゃれなカフェが2つあり、オープンテラスがある本殿前の「茶寮 報鼓」と、樹齢2,100年超の御神木「大楠」の近くにある「茶寮 五色の森」。どちらのカフェでも抹茶系のドリンクや、来福スイーツと呼ばれる麦こがし入りのスイーツがありました。

来宮神社・本殿 トラベルズー編集部撮影

レトロな商店街に並ぶスイーツ店や、古くから親しまれる名所や最新スポット、熱海には新旧入り交じった“おいしい”、“かわいい”、場所がたくさんありました。日帰りかつお盆休み直前の夏休みに訪ねたので行列も多く全てのスイーツを食べることができなかったため、次はさらに入念な下調べをして熱海スイーツを制覇したいと思います。

【関連リンク】
熱海は日帰りでどこまで楽しめる?Top 20実録体験記


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Shihoko Akahira:
旅行会社勤務時代には国内・海外旅行のツアーを企画し、添乗員として29か国をアテンド。ワーキングホリデーでカナダの現地ガイド経験や、アメリカ横断旅など海外経験はいろいろな1児のママ。お気に入りの国はフランス、好きな街は地元・青森。青森のおすすめグルメは、味噌カレー牛乳ラーメン。


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