元添乗員でアメリカ横断経験者のスーツケースの中身は?

2023/03/06

国際線のフライトが復活し、久しぶりの海外旅行を計画している人も多いのでは?元添乗員でありアメリカ横断をした私や、旅行経験豊富なトラベルズー社員が、海外旅行の際に持参し便利だったグッズ、荷物を少なくするコツを紹介したいと思います。

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■どこにいくにも必ず持参する、エリア共通の必須グッズ

エリアや日数に関わらず必ず持参するものは、ペットボトルやエコバッグなど。特に海外のホテルはスリッパはないことがほとんどなため、ビーチサンダルは重宝します。

ペットボトル
到着日および翌朝に飲める、500ml程度を数本持参します。空港~ホテル着後、すぐに買い物に出かけるのは難しい場合もあるため、そんなときには数本飲み物があると助かります。1本はポカリスエットなどにすると発熱時も◎

ビーチサンダル
ホテルから近所へ散歩するのにも、ホテルの客室でスリッパ代わりにするのもおすすめです。ちなみに、私は往路から機内に持ち込み、機内でもスリッパ代わりに使います。長時間のフライト中、ずっと靴を履いているより格段に楽です。

箱ティッシュ・トイレットペーパー
意外とこちらも海外ホテルに無いことも多いので、箱をつぶして持って行きます。トラベルズー社内では、箱無しティッシュを持参するという意見も。また、同じくトイレットペーパーもホテルのに備えつけられているものが微量で、夜中にフロントに電話するのは…なんて躊躇した経験があるため、私は半ロール程をいつもスーツケースに入れています。

割りばし
テイクアウトをしても日本のように箸など無料のカトラリーはもらえないことがほとんど。2~3本持って行くと便利。

マルチ変換プラグ
どの国でも使えるよう、形状変換できるコンセントプラグがあります。1つ持っているとスマートフォンやカメラを充電する際に重宝します。

常備薬
大事なのにうっかり忘れそうになるのが、常備薬。海外の雰囲気に浮かれつい食べ過ぎたり、飲みすぎたりしてしまうのは私だけでしょうか…。海外でも薬は買えるものの、日本人用の仕様とはなっていなかったりするため、日本で飲みなれた薬は要持参です。

エコバッグ
トラベルズー社内でも、これはマスト!という声が多かったのがエコバッグ。ちなみに、先日弾丸韓国旅行をした編集部メンバーからも、日本に着いてから、空港からそのまま荷物を自宅に送ることができるような丈夫なものだと尚良しとの意見も。「韓国旅行へリュックひとつで行ったものの、結局お土産が入らず現地でエコバックを買ってしまったので。失敗でした…。」

■あったらよかったのに!を補う便利グッズ

日本のホテル・旅館と異なり、海外ではホテルクラスによって備品やアメニティがまちまちだったり、海外でピンチのときに役に立つような、〇〇〇があったらよかったのに!!というグッズを紹介します。マスト、ではないけれども持って行けばいざというときに活躍します。

ホテル・荷造り編
ハンガー(現地で捨てられるような針金やプラスチックのもの)
2本だけ?と驚くほどハンバーの数が少ないこともある海外ホテル。クリーニング屋さんからもらうハンガーをいくつか持参すると◎

洗濯ロープ
100円ショップなどで販売している洗濯紐があると、かけるところがない場合にも即席でハンガーをかける場所ができます。さらに社内では、ミニハンガー&洗剤も持参すると、ちょっとした洗い物ができるので便利という意見も。

タッパー
ヨーロッパに行くとついつい買ってしまうバターなどの乳製品。そのままスーツケースに入れるのは不安ですが、タッパーに入れるとつぶれることもなく持ち帰りできます。

ジップロック
ビーチリゾートへ行くと出発ギリギリまで海で遊んだり、プールで過ごしたりしたいもの。そんな時にもジップロックがあると濡れた水着を入れてスーツケースにしまうことができます。

観光編
充電式モバイルバッテリー
海外に行くとついつい写真を撮りすぎたりと、スマートフォンやカメラの充電があっという間になくなってしまうことも。現地で自分のスマートフォンに合ったモバイルバッテリーを探すのは至難の業なので、日本から持って行くと大事な瞬間も撮影できます。

サングラス
ビーチリゾートはもちろんのこと、シティエリアでもあると便利なのがサングラス。ヨーロッパなどに行くと、日本と比較して日差しが強く感じるのは気のせいでしょうか。社内でもエリア問わず持参する人もいるようでした。

ワイヤーロック
スーツケースを持って列車旅をする際に心強いのが、南京錠付きのワイヤーロック。座席と離れた場所にスーツケース置き場があることも多いため、ワイヤーロックをかけておくと安心して利用できます。

シワにならないワンピース
旅行中、奮発してドレスコードがあるレストランに突然行くことになっても困らないように…、1枚お守りのように持っておくと安心です。

非常時編
証明写真
パスポートをなくす、という最悪のケースを想定した場合には証明写真が必要となります。日本のようにスピード写真機は海外ではあまりないため、お守りとして持っていると安心です。併せてパスポートコピーは必ず持参してください。

■長期旅行の場合にあったら嬉しいグッズ

私のように2週週間以上かけてアメリカ横断をしたり、1か月ほどの長期滞在を検討している人におすすめなグッズも。

電子レンジ炊飯器
長く日本を離れていると、ご飯が食べたくなります。そんなときに活躍したのが電子レンジ専用の炊飯器です。とても簡単に美味しいご飯を炊くことができ、しかもトータル20分ほどでできるため重宝しました。

レトルト食品・カップ麺
長期旅行をしていると毎日の外食で胃腸が疲れることも。そんなときには①の炊飯器でご飯を炊いて、おかずがあればバッチリです。海外ではなかなか自分好みのものを見つけるのも難しかったりするため、日本から少し持ち込むのをおすすめします。

卓上加湿器
卓上の加湿器ではUSBにつないだり、モバイルバッテリーで稼働できるタイプのものがあります。日本のように客室ごとに加湿器や空気清浄機があるのは稀。気候によったり、ホテルによっては乾燥しがちなため、小さなものでも有ると無いとでは大きな違いです。

■荷物を少なくするには?荷物の1/3ほどは“消えもの”で埋めること

圧縮パックを使って荷物のかさを減らしたりなどいろいろな工夫はあるかと思いますが、私が心掛けているのは荷物の1/3ほどは“消えもの”で埋めること。ティッシュだったり、プラスチックハンガーであったりなど、現地では使うけれども最後は捨てて帰ろうかな、と予定しているもので埋めます。そのうちの一つは洋服も。この旅行で着たら最後にしようかな…と思うような服や下着なども入れます。そうすることで、帰りには荷物のスペースが空くだけではなく、帰宅してからも洋服を洗う手間が省ける、というズボラな私です。
また、現地で飲む分のペットボトルを数本入れることで、帰りの荷物のほうが軽くなることも。


いかがでしたか?旅慣れたトラベルズーメンバーであれば、「もうスーツケースにパッキング済み!」というグッズも多いかもしれませんが、何か一つでも参考になるものがあると嬉しいです。そしてくれぐれも便利グッズのほか、パスポートは忘れないように!楽しい旅行へお出かけください。


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Shihoko Akahira:
旅行会社勤務時代には国内・海外旅行のツアーを企画し、添乗員として29か国をアテンド。ワーキングホリデーでカナダの現地ガイド経験や、アメリカ横断旅など海外経験はいろいろな、1児のママ。お気に入りの国はフランス、好きな街は地元・青森。青森のおすすめグルメは、味噌カレー牛乳ラーメン。


※情報は、発行前日の情報をもとにトラベルズー編集部が独自にリサーチしたものであり、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
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