ひとり旅のメリット・デメリット
トラベルズーメンバーの79%は経験したことがあるという「ひとり旅」。トラベルズー編集部きっての「ひとり旅愛好者」が、同行者のいない旅ならではのメリット・デメリットを整理してみました。ひとりで旅したことがあるトラベルズーメンバーには、「あるある」と思っていただけるポイントがあるかも。これから「ひとり旅」に挑戦したいな、というメンバーの参考になれば幸いです。
【ひとり旅 関連記事】
トラベルズーメンバーに聞く、ひとり旅のエピソード
■ひとり旅のメリット
先日、大分県と福岡県をひとりで“ハシゴ”してきました。訪問する観光名所に始まり、ホテルや航空会社選定、空港での待ち合わせ場所と時間、現地での運転担当、ランチや夕食に何を食べるか、さらには朝は何時に起きるかまで、家族や配偶者、友人との旅行の場合に発生する「調整」の手間はゼロ。女性同士の場合、洗面台や客室内のW.C.を使う時間にまで気を遣うこともあるなか、ひとり旅ならストレスフリー。自由気まま、風の吹くまま、誰かにお伺いを立てることもなく旅程を変更できるのはひとり旅ならではのメリットと言えるでしょう。
改めてひとり旅をしてみて感じた、ひとり旅のメリットは下記の通り。2名以上で旅行する際、幹事やまとめ役を引き受けやすい人柄で、「旅の目的はグルメ」というトラベルズーメンバーに共感していただけるのでは…?と思っています。
--ひとり旅 15のメリット
- 何をするのも100%自由
- 宿もフライトも自由に選べる
- 無理に誰かと話さなくて良い
- 思い付きで旅程を変更できる
- リスク回避の必要性が1人分で済む
- お気に入りの航空会社を利用できる
- 宿の客室で気兼ねなくダラダラできる
- 疲れたら休憩、眠かったら朝寝坊もOK
- 運転や移動に疲れたら気軽に休憩できる
- 自分と向き合う時間が取れる(常に独り言)
- 現地の方と交流する(会話する)時間を取れる
- 何回食事を採っても同行者に非難されず自由に飲食できる
- 宿の客室や洗面所に下着類の洗濯物を干しても恥ずかしくない
- なんとなく合わない、と思った場所は気軽に立ち去れる(同行者を待つ必要はありません)
- 飛行機で本当は窓際に座りたいところ、遠慮して同行者に譲る必要がない(あるいは、気を遣って3人掛けの真ん中に座らなくて済む)
実は今回、成田空港に向かう途中の電車がトラブルに遭ったのですが、ひとりだったことから同行者に迷惑をかけることを回避できたうえ、自分の都合でちょちょい、と交通経路を変更できたのもひとり旅ならではの身軽さでした。
■ひとり旅のデメリット
自由気ままに行動できる身軽さがメリットと言える「ひとり旅」ですが、裏を返せば100%自己責任。何かあった場合に相談や助けを依頼できる同行者がいないため、安全管理やリスク回避にはより一層の注意を払う必要があります。わたしが実際にひとりで旅をしていて感じているデメリットは下記の通り。
--ひとり旅 15のデメリット
- 宿泊料金が割高
- 何をするのも100%自己責任
- 運転中、車窓の風景を楽しめない
- 暴飲暴食を止めてくれる人がいない
- 自分が写っている記念写真の撮影に困る
- ふと寂しくなり、SNS投稿に夢中になりがち
- ボーっとしていると誰とも話さずに1日が終わる
- ひとり旅対応のツアー商品が少なく選択肢が狭い
- 同行者とリアルタイムに旅の感動を共有できない
- 「2名以上~」とあるその土地の名物料理やコース料理を頼めない
- 行列店に並んでいるとき、お手洗いなどの“急用”があっても戦線離脱しづらい
- 運転免許がない場合、旅先は公共交通機関のアクセスが良いエリアに偏りがち
- ひとりが良くて旅に出たのに、飲食店やアクティビティで「相席OK」を求められる不自由さ
- 運転に疲れても交代してくれる人はおらず、悪路も自分で運転しなければならないストレスあり
- ハッパをかけてくれる人がいないので起床時間からその日の予定全てがズルズルと後ろにズレ込みがち
1の「宿泊料金が割高」は、ひとり旅を考えるうえで最大の悩みではないでしょうか。旅を愛するトラベルズーメンバーからも、「お得な料金で泊まれる1名利用歓迎のホテル旅館が増えたら…」との声が寄せられています。
トラブルや困りごともありましたが、久々に2泊3日の「ひとり旅」に出かけてみて思ったことは「やっぱり旅っていいものだな」ということ。ひとりで考えなければならないこと、やらなければいけないことが多く、2名以上で月に1回は旅に出ていた頃と比べるとまごつく場面が頻発したものの、今の自分の“旅行スキル”を測ることができ良い機会になりました。
旅好きのトラベルズーメンバーの皆さんは、普段誰と旅行をしていますか。トラベルズーは2021年2月、トラベルズーメンバーを対象に「ひとり旅」に関する調査を実施。旅好きのトラベルズーメンバーは、ひとり旅についてどのように考えているのかを聞きました。次回は、フリーコメント欄に寄せられた「ひとり旅」の醍醐味や楽しみ方、不安なポイントなど、トラベルズーメンバーから届いた「ひとり旅」に関する意見やエピソードを紹介します。
Aki Sato:
東北出身。旅行業界経験後、Webニュースの編集者を経てトラベルズー編集部へ。持ち前の食い意地を生かし「ひとり旅」と「ひとりランチ」に挑戦中…だったのですが、最近身体を壊し、ライフスタイルを根本から見直すことに(涙)。お気に入りの都内ブッフェは『浅草ビューホテル』の「スカイグリルブッフェ 武蔵」。好きなものは落語・講談。ここ数年は祖父母との共通言語である大相撲と浪曲も勉強中です。
※情報は、発行前日の情報をもとにトラベルズー編集部が独自にリサーチしたものであり、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
※写真はイメージです。