3年ぶり韓国へ、“今が行き時”1泊2日弾丸旅体験記

2023/02/05

1月上旬の週末に3年ぶりとなる韓国旅行へ行って参りました。以前なら必要がなかった渡航前のK-ETA申請やQ-CODE登録等の手続きに戸惑い、本当に入国できるのだろうかという不安もあったのですが、事前申請や登録をしていたからこそだと思いますが、拍子抜けするほどスムーズに入国できました。今回はソウルから約1時間の郊外の観光地・水原(スウォン)での1泊2日の旅でしたが、雪が舞い降る凛とした寒さの水原エリアで愉しんだ、鉄鍋でいただく熱々の韓牛の焼肉や、ホットサンドの朝ごはん、カフェストリートでのティーブレイクなど、クオリティーが高い熱々グルメは最高でした。


■K-ETAほか渡航に必要な手続きは余裕をもって対応を

私が旅行をした1月の時点で韓国入国に必要であったのは、出発72時間前までの電子旅行許可制度(K-ETA)の申請・許可と、入国後の検疫手続きの短縮・手続き簡素化が可能になる検疫情報事前入力システム(Q-CODE)。どちらも公式サイトは韓国語または英語のみで日本語対応ページはありませんが、ネット上に日本語マニュアルが公開されているので入力に不便は感じませんでした。むしろK-ETAとQ-CODE申請を事前に行っていることで入国審査がとってもスムーズであった印象です。

K-ETAとQ-CODE、携帯画面のスクリーンショット

コロナ禍もまだ完全に明けていないという状況下で、韓国へ行くと決めてから渡航までわずか1週間であった私が言うのもなんですが、やはり渡航に必要な手続きは余裕をもって対応をされるのが望ましいと思います。私の場合は、渡航手続きで後述の2点に手間取りました。一つ目は、私の携帯が新型コロナワクチン接種証明書アプリのダウンロード非対応であったため、区役所へ紙の証明書の申請に行く必要があったこと。二つ目は、K-ETA申請時の韓国滞在先の住所登録。滞在先の郵便番号と道路名の入力・選択が必須で、その入力・選択をしないと次の項目に進めず、郵便番号と道路名をネットで調べたり、ネットでは結局よくわからず現地に問合わせたりに時間を要したことです。コロナ前のようにパスポートひとつで出国とはいかなかったので、余裕をもって準備をすることをおすすめします。


■羽田も仁川も金浦も混雑知らず、行くなら“いまでしょ”

日本の年末年始でも中国の旧正月でもない1/14、15の週末旅ということもありましたが、それにしても今回の旅は、本当にあの人気の旅行先・韓国だよね、と自問自答するほどに混雑とは無縁の旅となりました。往路は羽田-仁川の深夜便のため混雑がなかったことは理解できるとして、少なくとも復路は日曜夕方の金浦-羽田という好条件フライトでしたが、こんな言い方をするのは申し訳ないですが、金浦空港は閑散としており、飛行機の座席はそれなりに埋まっていたものの、私が座った中央の席の並びは誰もいませんでした。近距離の韓国でもまだ観光客が戻ってきていないのか…と複雑な気持ちになりましたが、逆に言うと、今がゆっくり海外旅行できるチャンスだと思った次第です。

往路出発時の羽田空港

■焼肉、ホットサンドetc…冬にぴったりなグルメを堪能

2日間で韓国グルメ6食に挑むつもりでしたが、実際は、往路深夜便でまったく眠れず、到着後昼まで熟睡したため初日の朝ごはんを逃し、また日頃粗食なゆえに、なかなかお腹が空かず目標の6食までは届かず。それでも、1日目の昼からは挽回すべく、レストランで韓牛の焼肉ランチ、おやつにはパンが美味しいカフェ、夜はデリバリーでキンパ、チーズトッポギ、おでん。2日目はホットサンド専門店で朝ごはん、昼はカフェストリートにてティータイム。身体が温まるバラエティに富んだグルメを悔いのないよう堪能しました。ただでさえ美味しい韓国グルメを、3年ぶりとなる韓国語が飛び交う本場の雰囲気のなかで、五感で愉しんだ特別なひと時となりました。

焼肉ですがステーキのように厚いお肉でした。これが一人前用だったようで、完食後もう一度同じ量のお肉がサーブされました
ホットサンドとティータイム

ちょっとしたトラブルがあったのは日本入国時。韓国入国の手続きばかりに気を取られ、日本帰国時の入国手続きに必要なVisit Japan Webサービスの登録を失念していたため、羽田到着後にスタッフの方のサポートのもとその場で登録。また、韓国からうっかり持ち込んだみかんが検疫探知犬にみつかり没収という事態に。それでも旅が終わってみれば、海外旅行でなければ味わえない体験であったりプチトラブル、海外旅行だからこそ満たされる好奇心に、やっぱり海外旅行はいいな…と感じた今回の韓国旅。これを機に近いうちにまたどこか海外へ行きたいと思う今日この頃です。


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Shino Tanaka:

前職で温泉入浴指導員の資格を取得。温泉でも銭湯でもどこでも、湯舟に浸かってぼーっとするのが好きです。国内で印象に残っている温泉地は、天然の屋外岩盤浴を求め全国から療養や静養のために湯治客が集う秋田の秘湯・玉川温泉。また、ドイツの全裸&混浴の温浴施設で日本人男性観光客と当たり障りのない世間話をしたことも温泉絡みの忘れられない思い出です。


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