京都・大阪の人気スポット混雑回避のヒント 清水寺・大阪城・ハルカス300・人力車利用メリットほか

2023/04/13

インバウンドで盛り上がる京都・大阪に行って参りました。噂通り、海外からの観光客が多く、とくに人気のスポットは平日でも行列ができているという状況でした。ただでさえ混み合う状況のなか、ニュースによると今後日本人観光客の“大都市回帰”が予想され、海外旅行客&日本人観光客で、人気観光地がますます混雑するであろうとのことです。今回の旅にて“混雑回避のヒント”となる経験をしましたので、成功談・失敗談を交えた体験記を共有させていただき、これから京都・大阪観光を検討されている方のお役に立てればと思っています。


今回の京都・大阪の旅(4月中旬の3泊4日)では、大阪城、道頓堀、アベノハルカス、伏見稲荷神社、清水寺などの人気観光スポットを訪れました。混雑に巻き込まれたり、間一髪で逃れたりと、自分自身の次回の旅行にも活かせる経験となりました。

■人気観光地に行列あり、事前にWEBチケットを要チェック

大阪城では入場チケット購入の長い列に並んでいたのですが、別列からすんなり入場している人が一定数いるのを見て、スタッフの方に尋ねたところ、WEBチケットがあれば別列から入場できるということを教えてくれました。そこで、その場で携帯からWEBチケットを購入し、列を待たずに入場。下準備をまったくせず旅行に臨んだ私が言うのもなんですが、やはり事前リサーチは大切だなと感じた次第です。

道頓堀のとんぼりリバークルーズも体験してみたいと思ったのですが、日中も夜もかなり長い行列ができていたのと、4月中旬の夜の冷え込みに、防寒なしでは耐えられなさそうということで、今回は諦めました。これからの時期は暖かくなり問題はないと思いますが、天候によっては一枚羽織るものがあると良いと思います。


■夜や早朝など時間をずらせば行列なし、ゆっくり観光を

日本一の高さを誇るあべのハルカス展望台は、土曜21時頃(閉館の1時間前)に入場しました。通常は日中の午後に混み合うようですが、21時ともなるとファミリー層が少なくなるためだと推測しますが、チケット購入の列もほぼなくスムーズに入場でき、ゆったりとした気持ちで圧巻のパノラマ夜景がみられました。夕食後に立ち寄るというスケジュールも無駄なくよかったと思っています。

一方で、清水寺は混雑する時間帯での観光となってしまいました。月曜の14時頃と平日にもかかわらず、清水坂は人をかき分け進むほどごった返していました。以前清水寺を訪れた際は、早朝6時頃に行くことで、人混みもなくゆっくりと清水の舞台や音羽の滝をみて回り、敷地内でラジオ体操をしていた地元の人とのコミュニケーションも愉しんだほどでしたので、やはり今回もそうすべきだったと反省しました。

伏見稲荷神社に関しては、駅を降りてすぐから混みあっていました。さらに観光客の大本命“千本鳥居”のスタート地点は、写真を撮る人でごった返し、鳥居の中を歩くのも人の波に流されるという状態で写真撮影どころではありませんでした。ただ、進めば進むほど人の波は落ち着き、また帰路に向かう鳥居の中は比較的空いていたので、自分だけが写るという状況まではいかないですが、写真を撮るなら帰路のタイミングがよいと思った次第です。


■奮発して後悔なし、人力車でパワー温存、穴場めぐりも

清水道の入り口で人力車の俥夫(しゃふ)さんに声をかけられ、少し迷った末、東山エリア巡り30分コースを体験することに決めました。数年前に嵐山で人力車観光をした際の良い思い出があり、また今回は歩くことから開放されたいという切実な想いから決断。少なくはない出費にはなりましたが、元気いっぱいの俥夫さんのガイドにて、観光客がほぼいない穴場めぐりや、ベストスポットでの写真撮影などをしてもらい、密度の濃い時間を過ごすことができました。下車後は、俥夫さんおすすめの円山公園隣の洋館・長楽館でのティータイムでさらに一休み。清水寺を目指さす前に、パワー温存ができよかったと思っています。


ゴールデンウィークや新型コロナウイルス感染症の5類への移行などを控え、それぞれの観光スポットの状況はこれから変わっていくと思いますが、私の経験が皆さまの混雑回避の旅のヒントになりましたら幸いです。それにしても、京都・大阪の主要観光スポットは、日本ではないと思うほど海外の人でいっぱいで、新感覚の日本の旅となり、くせになりそうです。今回の経験を活かし、近いうちにまた人気観光スポットの旅をしたいと思う今日この頃です。


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Shino Tanaka:

前職で温泉入浴指導員の資格を取得。温泉でも銭湯でもどこでも、湯舟に浸かってぼーっとするのが好きです。国内で印象に残っている温泉地は、天然の屋外岩盤浴を求め全国から療養や静養のために湯治客が集う秋田の秘湯・玉川温泉。また、ドイツの全裸&混浴の温浴施設で日本人男性観光客と当たり障りのない世間話をしたことも温泉絡みの忘れられない思い出です。


※情報は、発行前日の情報をもとにトラベルズー編集部が独自にリサーチしたものであり、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
※写真はイメージです。

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