「Top 20は本当にお得?」 編集部が自費で検証しました ~金沢ツアー編~

2022/06/27

トラベルズーは毎週水曜日、旅の厳選情報を20本まとめたメールマガジン「Top 20(トップ トゥエンティー)」を配信しています。掲載するのは、国内外のツアーや航空券、ホテル、エンタメなど、思わず“WOW!!”と言ってしまうようなお得度の高い情報のみ。でも、ふと思いませんか。「本当にお得なの?」「裏があるんじゃない?」「その値段で本当に予約できるの?」  編集部の私自身、トラベルズーで仕事を始めるまで、そんな半信半疑な思いを抱いていました。

しかし入社してすぐに、そんな疑問は吹っ飛びました。なぜなら、本当にお得!参加したい!と編集部員が思う情報だけしか紹介していないからです。とは言っても、キレイ事を並べているだけでは、と思われては元も子もない…

入社以来、Top 20で紹介しているツアーに自費で参加しまくっている私は元新聞記者。事実を徹して調べたいと、取材魂に火が付きました。そこで「Top 20は本当にお得か」、自分の旅行体験に基づいた検証レポートを執筆。ロシア、台湾、香港など旅先は数あれど、まずは国内ツアーから。12月、金沢ひとり旅に出掛けてきました。


検証レポート:取材魂に火が付いた!冬の金沢ひとり旅へ出陣

©Akiko Mitsui(以下同)

申し込んだのは、11月にTop 20で紹介された飛行機で行く金沢2日間ツアー。観光名所・近江市場のそばに建つ『ホテルリソルトリニティ金沢』に宿泊し、朝食付き、小松空港~金沢駅のバス乗車券と周遊バス1日フリー乗車券まで含まれた内容。2名1組なら1名18,800円~、ひとり旅は21,800円~とお値打ちの価格に心はソワソワ。類似ツアーとも価格や内容を比べ、通常の往復航空券代だけでも約22,000円かかるので明らかにお得、と納得しました。

ひとり旅好きな私ですが、1人でツアーに参加するには追加代金がかかってしまうことが悩みの種。しかしこのツアーは、追加3千円で1人参加ができるとあって、迷わず予約。大好きなお寿司や地酒を楽しみたいし、晩秋の兼六園や金沢21世紀美術館など巡りたいところも満載。ガイドブックやウェブサイトで関連情報を調べるうちに、いよいよ出発の日を迎えました。旅の玄関口・金沢駅は雪囲いが施され、すっかり冬仕様です。


ひたすら食べ歩いても食べ足りない…絶品グルメの街・金沢の魅力

日本海の地魚が一挙味わえる冬の金沢。今が旬の高級白身魚ノドグロ(下段左)、プリプリな食感が堪らない白エビ(下段中央)をはじめ、鮮度抜群のネタの数々に舌鼓を打ちます。金沢駅内の駅ビルや近江町市場周辺など、観光客に人気のスポットには回転寿司から高級寿司屋まで、多彩な店がずらり。どこに入るか迷ってしまうほどでした。私は駅前のお店で『金沢百万石握り』(税別3,200円)を堪能。思い出すたびもう一度食べたくなる、極上の味でした。

近江町市場は、活気あふれる市民の台所。どの通りを歩いても、賑やかな客引きの声で溢れ、鮮魚、青果、惣菜など約180もの店舗が軒を連ねます。特にこの時期は、加能ガニに香箱ガニなど北陸の冬を代表するカニが満載!店頭でカキやエビを食べられる店も多く、歩いているだけでヨダレが…。

私が狙っていたのは、出汁がしっかり効いた金沢おでん。優しい味わいで、関西風の薄口味がたまりません。車麩や加賀野菜、魚介など金沢ならではのタネも豊富。近江町市場は終日、観光客が大勢押し寄せるので、日中と比べて人手が落ち着いている午前中に訪れるのがおすすめです。


心ときめく城下町!北陸らしさ満点の冬こそ旅したい

ひたすら食べ歩いた後は、いざ街歩きへ。江戸時代に加賀藩の城下町として栄えた金沢は、和情緒あふれるスポットが満載。端正な造りの金沢城公園、日本屈指の大名庭園・兼六園など、美しい景色にたくさん出会え、心が洗われます。特に冬は、樹木を雪の重さから守る雪吊りなど北陸らしい景色が続きます。

心奪われたのは、江戸時代からのお茶文化を伝えるひがし茶屋街。石畳に茶屋建築が建ち並び、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されたエリアです。ほとんどのお店は茶屋建築を活用しており、街並み、店内、雰囲気と、全てが楽しめます。私が立ち寄った日は運よく晴天で、多くの観光客が訪れ、風情ある街並みをカメラに収めていました。近くでレンタルできる着物姿の人も多く、うっとりした気分に。お茶屋さんに足を運び、抹茶も堪能しました。

カラフルな現代アートがそろう金沢21世紀美術館も見逃せません。モダン建築の外観は見ているだけで楽しく、まあるい円形の館内をグルグル散策。無料で楽しめる展示も多いので、お得な気分に。兼六園と隣接しているので、合わせて訪れるのがおすすめです。


検証結果:旬シーズン×特典×好立地ホテル=本当にお得でした

市内中心部に観光名所がまとまっている金沢では、バス移動が便利(写真左)。主要所にバス停が整備されており、本数も多いので、迷ったり待ち時間が長くて疲れたり…なんてことはなく、快適に移動できました。私は「城下まち金沢周遊バス」(1日乗車券 通常500円)をフル活用(写真右)。名所を訪れ、お土産で荷物が増えても、料金を気にすることなく休憩がてらホテルへ戻れて楽ちん。乗車券がツアーに含まれていたので、よりお得な気分でした。

ツアーで指定されたホテルは、旅の印象を左右しがち。ツアー料金がお得ゆえ、過ごしやすいホテルだったらいいな…と期待と不安が入り混じります。この価格で滞在した『ホテルリソルトリニティ金沢』(写真左)は、近江町市場そばで、バス停も近く、何をするにも便利な立地。金沢駅までは徒歩15分ほどで、街並みを楽しみながらの散歩にもほど良い距離。幸運なことにチェックインの際、予約客室の調整で、アップグレードされたレディースフロアに宿泊できることに!雰囲気の良いライトや加賀の置き香が常備された客室(写真右)で、得した気分はもっとアップ。

さらに!フロアには、フランスやイタリア、メキシコなど世界中のバスソルト6種が並び、部屋のお風呂で自由に楽しめるおもてなしまで。格安ツアーにはホテルでの朝食が含まれないケースもありますが、このツアーは和洋食の朝食ブッフェ付き。石川産こしひかりに、地元の食材を使った筑前煮やおでんなど、種類も豊富で朝から大満足でした。

ツアー代金がお得な分、食事やお土産代を大盤振る舞いしてしまった私(笑)。観光に適した好シーズンにこんなにも金沢ひとり旅を満喫できたのは、交通費やホテル代、さらに特典まで加わったツアーに参加したからこそ。「これからもTop 20でお得なツアー情報をお届けしたい!」そんな決意を胸に、金沢を後にしました。紅葉も見納めです。

検証レポート、まだまだ続きます。


今週の「Top 20」はこちら


※情報は、発行前日の情報をもとにトラベルズー編集部が独自にリサーチしたものであり、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
※写真はイメージです。

関連情報 もっと見る

人気のページ