その景色、“100万ドルの残業代”だった!?
“100万ドルの残業代”と聞いて、何を思い浮かべましたか?
…残念ながら、100万ドル分の残業代が貰えるわけではありません。(ちなみに、100万ドルは今のレートで換算すると約1億4千万円!)それは、“100万ドルの残業代”のおかげで見られる景色、つまり夜景のこと。では、その意味とは?
“100万ドルの残業代”=“100万ドルの夜景”
綺麗な夜景を称する “100万ドルの夜景”という言葉。まるでアメリカからやってきた言葉のようですが、実は日本生まれ。はじまりは1950年代の神戸六甲山。神戸市内の約496万個の電灯の電気代をドルに換算するとおよそ100万ドルだったことから、煌びやかな夜景を“100万ドルの夜景”と呼ぶようになりました。
今では、函館や長崎、海外だと香港やシンガポールなど、多くの夜景が“100万ドルの夜景”と呼ばれています。
ギネス認定の夜景ショーを観に香港へ
そんな“100万ドルの夜景”を観賞するため、先日香港へ行ってきました。
香港の夜景といえば、ヴィクトリア・ハーバーで開催される、ギネス世界記録認定のナイトイベント・シンフォニー・オブ・ライツ。あまりに有名なこのイベント、鑑賞スポットもたくさんあり、一歩間違えると「あまり良く見えなかった…」なんてことも。実は私もその1人で、初日は『インターコンチネンタル香港』隣の広場から見たのですが、少し見づらく失敗。翌日は下調べをして、尖沙咀ウォーターフロント・プロムナードでリベンジしたところ、目の前を遮るものがなく、感動もひとしお。やはり、事前の情報収集が大事だということを痛感しました。
旅行先でわくわくしながら見る夜景が、頑張って残業している人や普段の生活を送っている人のおかげでできていると考えると、なんともドラマチック。夜景を見るときは、その夜景を作り出す人々にも思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
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