王道をあえて外したオフシーズン京都旅の顛末
日本の定番観光地・京都。修学旅行にはじまり、これまで何度も訪れたことがある人も多いのでは?Top 20では毎週のように京都のプランを配信していますが、どれも好評で京都の人気の高さが伺えます。一方、最近京都を訪れていない人のなかには「行ったことがある所ばかりで、どこを観光すればよいかわからない」という人も多いのではないでしょうか。
実際、私はこの理由で数年間京都から離れていました…。そんななか、1月に京都を訪れる機会があり、「せっかく行くなら久々に京都観光をしよう!」と決意。新しさを求め、あえて王道スポットを外して観光をしてみることにしました。そんな京都旅の顛末はいかに…?
■写真映え必至!意外と知られていない建仁寺
どこを訪れようかとインターネットで調べた際に、「絶対これが見たい!」と思ったのが真っ青な襖絵(本記事トップ写真)。ほかにもダイナミックな龍がかっこいい天井絵などがあり、驚くことに堂内の写真撮影OKなんです。クチコミなどを見ると、「京都に住んでいるのに知らなかった」というコメントもあり、穴場スポットのよう。清水や祇園から徒歩圏内にありながらも混雑しておらず、静かにゆっくり拝観できるのもポイント。
■400年越えの歴史を持つ南座での観劇
今回の旅行の1番の目的が、ここでの舞台観劇でした。舞台好きな私としては、歴史ある南座についに足を踏み入れることができて喜びもひとしお!これまで京都と言えば寺院巡りが定番でしたが、歴史ある場所であえて舞台観劇をする、というのも京都の楽しみ方の1つかも、と新たな気付きになりました。南座では1年を通して伝統的な古典芸能から新たなライブエンタテインメントまで幅広い公演が行われていて、日によっては当日券も販売されているよう(実際私が訪れた日も、週末でしたが当日券が販売されていました)。京都で伝統芸能の観劇、通っぽい過ごし方じゃないですか?
■最近話題のスポット、一度はカメラに収めておく?
ここ数年で一気に人気急上昇中の八坂庚申堂。カラフルなくくり猿が「京都一インスタ映え」と話題の場所ですが、行ったことのない人も多いのでは?私が高校の修学旅行で京都を訪れたときはメジャーではなかったはず…今どきの高校生はこんな可愛い場所で青春写真が撮れていいなあ、なんて思います。行ってみると大学生くらいの若い子ばかり!しっかり願いを書いたくくり猿を結んで写真も撮りましたが、少し恥ずかしくて足早に退散してしまいました…。でも、新たなスポットを開拓できて満足!さらに、やっぱり写真映え抜群で、帰ってからも何度も見返したくなる写真を撮れて良い思い出になりました。
ほかにも、初めて木屋町通りで飲み歩きを楽しんだりと、これまでと違う場所に足を運んだ今回の京都旅となりました。
■新オープンホテルや上級客室に泊まりやすいのも京都ならでは
ここ数年、ホテルの開業ラッシュが続く京都。毎月のように新しい施設がオープンしているため、ほかのエリアに比べてお得な価格でオープンしたてのホテルに宿泊できるのも最近の京都の特徴。新品の匂いがする、ピカピカのホテルに泊まる経験ってそんなにないのでは?京都ならこんな貴重な体験が気軽にできます。また、Top 20には上級客室に滞在するプランもたくさん。今回私が滞在したのは、1月にTop 20で配信された『京都センチュリーホテル』。これまで、朝から晩まで観光詰めの国内旅行の場合はホテルにこだわらない派でしたが、いざ上級客室に泊まってみると、寛ぎながら翌日の予定を話し合えたり、朝は鏡の取り合いがなかったり…。一晩だけの滞在でしたが、快適な時間を過ごせました。さらに、ホテルが京都駅前にあることもポイントで、駅から寒さに震えることなくすぐに到着できるのが密かに嬉しかったです。オフシーズンだからこそ、ちょっとホテルにこだわって、いつもとは違う滞在をしてみるのも良いかも。
■王道を外した結果、次の京都旅のイメージが膨らみました
「京都を知った気でいたけど、まだまだ行かなきゃいけない場所がたくさんあるな」と気付かされ、早くも次の京都旅を計画し始めるオチ。春の京都は体験済みなので、次は桜シーズンが終わって落ち着き鴨川納涼床が始まる5月頃の京都で、川床をはしごする旅に出ようかなと考えています。もしも私と同じようにしばらく京都から離れている人がいたら、あえて王道を外した京都旅に出かけてみてはいかがでしょうか。
Yui Odagiri:
元ハワイ担当の業界通で唯一の20代。趣味は、音楽(ブルーノマーズ)、ディズニーのぬいぐるみに囲まれて寝る事。
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