週末海外トラベラーになりたい!~滞在時間優先派~
好きな旅先、旅の目的は人それぞれあれど、旅好き共通の想いは「もっと旅行に行きたい!」という気持ちなはず。でも現実は、同行者とスケジュールが合わなかったり、休みが取りづらかったり…。行きたい気持ちは山々でも、諦めてしまうときもあるのではないでしょうか。そんなときにおすすめなのが有休1~2日で旅に出る“週末海外”。週末をうまく活用できれば、旅に出るチャンスがもっと広がります。
そこで、“週末海外トラベラー”を目指す人におすすめの場所をご紹介。前編は、移動や時差少なめで、現地での滞在時間を長めに確保できる行先で、選定条件は下記3つのポイントのうち2つ以上を満たすものです。
【条件1】ロスタイムを作らない、直行便就航エリア
【条件2】身体への負担が少なく現地で元気いっぱい楽しめる、時差1時間以内
【条件3】運航航空会社や発着時間など、フライトの選択肢が豊富
リゾート派におすすめな短距離フライトエリア
■グアム
フライト:東京から約4時間。フルサービスキャリアとLCC、多数のエアラインが朝~夜まで幅広い時間で運航しており、希望に合わせてスケジュールを組めるのがポイント
滞在時間:3日間なら朝便×夜便で丸2日の滞在が可能、4日間なら夜便で仕事後発狙いも◎
シーズナリティ:常夏ではあるがより気候のよい乾季は10~3月。避寒にぴったり
時差:1時間
予算:フライト時間によって料金が変わり、往路朝便や復路夜便は他の便より少し高め。予算を抑えたいならLCCの利用が吉
■セブ
フライト:東京から約5時間半。フルサービスキャリア・LCCともに直行便の運航もあり
滞在時間:午前便×午後便利用の3日間で丸2日の滞在。LCCセブパシフィック航空は復路が深夜発なので、4日目の朝に成田に着く4日間の行程で36時間滞在、頑張れば午後から出社もできるかも?
シーズナリティ:乾季は12~5月だが年間を通して温暖で平均気温は26~27度
時差:1時間
予算:LCC×市街地泊なら3,4万円程度のツアーも。フルサービスキャリア×5つ星泊で7,8万円~なので、アクティブ派は旅費を抑えてオプションツアーに参加、おこもり派は高級リゾートでのんびりも
シティ派におすすめな短距離フライトエリア
■ソウル
フライト:東京から約2時間半。エアラインも運航時刻も多様で行程は自由自在
滞在時間:羽田発のLCCなら深夜便も運航しており日帰りという手も(滞在時間は約12時間)。時差がないため、有休無し・土日だけの2日間でも30時間ほど滞在可能
シーズナリティ:日本と近い気候で四季がはっきりしているので春秋がおすすめ
時差:なし
予算:エアラインやホテルにこだわらなければ1万円台から予約可能。LCCは定期的に航空券セールを実施しているので、タイミングが合えば片道5千円ほどで航空券が手に入ることも
■ロシア・ウラジオストク
フライト:東京から直行便で約2.5時間。JALが2月から、ANAが3月から直行便の就航を開始した今アツい都市。JALは3月末以降は毎日運航、ANAは金・月曜の運航を予定
滞在時間:JAL、ANAともにほぼフライト時刻は変わらず往路は14~15時着、復路は14~15時発で、3日間でも楽しめる。4日間あれば72時間滞在できるので十分。
時差:1時間
シーズナリティ:過ごしやすいのは7~9月で、平均最高気温は20度前後。 12~2月は平均の最高気温でもマイナスとなるが、凍った湖での水風呂と一緒に楽しむバーニャ(日本でいうサウナ)を楽しむにはもってこいの時期
予算:JALまたはANAの直行便利用で、ツアーの相場は5~6万円台から、航空券だけだと4万円前後から予約可能。3月時点では7~8月の予約もほかのシーズンと比べて大きな値上がりはなさそう
世界遺産を満喫できる短距離フライトエリア
■中国(万里の長城など)
フライト:北京から入る場合、約4時間。JAL・ANAどちらも就航しており、ビジネス需要が高いエリアだからかツアーだと週末発の方がお得なケースも
滞在時間:あちこち観光で回ることを考えると3日間だとハードスケジュールかも。4日間あれば丸3日滞在でき、世界遺産観光のほかパンダに会いに行けるかも
シーズナリティ:日本と同様四季がはっきりしているので春秋がおすすめ。秋の万里の長城は紅葉が楽しめる
時差:1時間
予算:旅行会社の観光付きツアーが圧倒的にコスパ良し。広範囲の移動に食事、観光全て含まれて5万円前後で旅が完結
今回ご紹介したエリアは、どこも3日間あれば旅が実現しちゃう場所。予定が空いている週末に、さくっと旅に出かけてみてはいかがでしょうか。さて、後編では旅先の選択肢がさらに広がる「深夜便」が運航しているエリアをご紹介していきます。
Yui Odagiri:
元ハワイ担当の業界通で唯一の20代。趣味は、音楽(ブルーノマーズ)、ディズニーのぬいぐるみに囲まれて寝る事。
※上記Storyは、トラベルズー編集部が2020年3月11日時点の情報をもとに独自にリサーチしたものであり、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
※写真はイメージです。