西荻窪に自分の家?屋上でパーソナル水風呂? 最新コワーキングスペース 体験記
週に1度はサウナに行くほど愛してやまない私。サウナ好きの友人からおすすめされたのが「ROOFTOP sauna」。その名のとおり、都会の屋上で水風呂に入れて外気浴ができるサウナ施設です。施設の魅力を感じいろいろと調べていくと、なんとこれまた私が大好きなコワーキングスペース「LifeWork Cafe」が同じビルに併設していると知り、さっそく体験してきました。延床面積600平米・客席数最大200席、都内最大級の規模でテラス席も用意されているなど、サウナ利用をしない場合でもコワーキングスペースとしても十分活用できそうな施設だったので詳細を紹介していきます。
「LifeWork Cafe」
・住所 〒167-0053 東京都杉並区西荻南3丁目14−7 3F (「ROOFTOP sauna」は同ビル4階に併設)
・アクセス:JR中央線西荻窪駅 南口 徒歩0分
・公式サイトURL:https://lifeworkcafe.jp/
・電話番号:03-5336-0223
・営業時間:8:00~23:00
・料金:30分290円~
・今回体験したプラン LifeWork(1日利用)&ROOFTOP(1セット2時間)の セット価格 3,480円
■コンセプトは「街のなかのイエ、家のなかのマチ」
昨年12/1、西荻窪駅から徒歩0分の場所にオープンしたコワーキングカフェ「LifeWork Cafe」。「駅徒歩0分って、狭そうなイメージがあるよね。」と編集部内でも話がでていたのですが、ワンフロア丸ごとがコワーキングスペースになっており想像以上に広々としていて、とってもオシャレな空間で本当にビックリ。コンセプトの「街のなかのイエ、家のなかのマチ」がしっかりと体現され、一日中いても飽きないサードプレイスとしてぴったりの場所だと感じました。
まずコワーキングスペースを利用するまでの流れですが、とても簡単ですぐに終わります。フロントでQRコードを読み込み、LINEの友達追加をして個人情報をいくつかスマホで入力して終了。支払いはクレジットまたは交通系電子マネーやそのほか電子マネー(PayPayなど)の完全キャッシュレス決済です。気になる料金は、30分290円から利用でき、平日は4 時間以上1,980 円(平日最大料金)、土日祝は5 時間以上2,480 円(土日祝最大料金)とコスパも抜群です。営業時間も8:00~23:00とコワーキングスペースとしては珍しく、朝から晩まで一日中過ごすことができるので自分のスケジュールに合わせて利用できるのもポイントです。
気になる施設内は、さまざまな利用シーンに合わせた特色あるスペースを15種類設置しており、個別ブースや会議室など一部を除いて追加料金無しで自由に使えます。無料スペースのなかでも集中して作業にできるスペースやオンライン会議ができるスペースもきちんとあるのですが、感心してしまったのはリラックス、コミュニケーションの場があること。これは、コワーキングスペースにしては珍しいことです。
人気の大型クッション・ヨギボーのスペースでリラックスをしたり、ラウンジのソファやカフェチェアのスペースでおしゃべりをしたりスマホを見たり、外のテラス席では電車を見ながら開放的な雰囲気でゆっくり過ごすこともできます。最新ビジネス書もや約200冊用意されていたのですが、話題の作品から名作まで約2,000冊の漫画があり、気分に合わせておしゃれな漫画喫茶としての需要もありそうでした。
コワーキングスペースで個人的に注目している、フリードリンクについて紹介します。ドリンクはもちろん飲み放題ですが、こだわりの強さを感じられ、特にコーヒーにこだわっているようで、コーヒー豆は独自のブレンドを配合、コーヒーマシンはカフェでも使用されている三本珈琲の最新マシンを採用と、カフェ顔負けのコーヒーが楽しめます。無料で提供されるスナックもあり、「柿ピー」、ドライフルーツ、ミックスナッツまでありました。有料とはなるものの、セルフうどんや西荻窪の有名店のカレーもその場で楽しめるなど、エンタメ要素も抜群です。
■パーソナル水風呂⁈東京で屋上外気浴⁈仕事の疲れが吹っ飛ぶ極上サウナ
コワーキングスペースを利用していると、仕事は捗るものの集中しすぎて疲れてしまう時があるのが個人的な悩み。この施設はその点、同じビルの屋上に本格的なフィンランド式サウナ「ROOFTOP(ルーフトップ)」があるため、心配は無用です。
ROOFTOP(ルーフトップ)は、ペントハウススタイルの本格的フィンランド式サウナで、こちらも都内最大級と言われ100人以上利用が可能(サウナ室は男性30名、女性20名)。湿度も十分かつ一定で素晴らしいのですが、個人的に感動したのはサウナ室のベンチの奥行きが広々としており、あぐらをかける設計になっていること。サウナーなら誰もが知っていることではありますが、サウナは上段ほど温度が高く下段ほど温度が低く、1段違うと約10℃近い温度差があります。つまり、できるだけ体の高低差をなくすことで満遍なく温まれるのですが、過去100か所以上サウナに行った私のなかでも、1番と言っても過言ではないくらいベンチに奥行きがあり本当にびっくりしました。
また、屋上にある露天の水風呂へ行くと、そこには水風呂を独り占めできるパーソナル水風呂が4つ。2つは15度の冷たい水風呂、2つは17度の少し冷たい水風呂とサウナ好きには完璧な2種類の温度設定。私は冷たい水風呂が好きなので15度の水風呂をチョイス。水風呂を独占できるのは、とても珍しく水風呂から出たら好みのチェアでゆっくり休み、身をゆだね外気浴を楽しめました。仰向けに寝ると屋上ということもあり、風が気持ちよくすべての疲れが吹っ飛ぶ最高な時間でした。ちまたでよく言われる「ととのう」とは、人それぞれ違う状態のことを指している印象ですが、個人的には頭の中が全てクリアになり、自然と幸せな気持ちになれる状態の古都ではないかと思っています。無理に「ととのう」必要はなく、仕事や日頃の疲れが自然と取れてゆっくり寝られれば充分。サウナに抵抗がある人は、無理をせず自分のペースで楽しんでいれば少しずつ快感へと変わっていくはずです。
■ グルメの街西荻窪の正統派 もがめ食堂で一日を締める
サウナ後の一番楽しみは食事。サウナの後は感覚が冴えわたり、味覚や嗅覚も例外ではなくとても敏感になります。個人的には必ず食事はサウナの後に取るようにしていて、食事を美味しく食べたいときにはサウナ前に運動も併せ、運動→サウナ→食事の順で楽しむのがベストなルーティン。エネルギーを消費したサウナ後は空腹感が増し、パンチのある料理を身体が欲します。フレンチやカレーなど、個人経営の店舗が多く中央線沿線屈指のグルメの街として有名な西荻窪ですが、今回は「西荻もがめ食堂」をチョイス。
吉祥寺の人気定食屋の「もがめ食堂」の姉妹店となり、家庭的な料理をお腹いっぱい食べられる定食屋です。今回はサ飯(サウナ飯:サウナ後に食べたい食事の通称)の定番である、豚のしょうが焼定食 1,100円をチョイス。ご飯おかわり自由とお腹いっぱい食べられるのはもちろん、小鉢がたくさんあり色彩がとてもきれいでした。小鉢に盛られた多彩なおかずを楽しみながら、サウナ後にぴったりの、味付けがしっかりした豚の生姜焼きを堪能。店内も明るく広々としていて、メニューも豊富なので地元にあったら定期的に通いたいと思える素敵な店でした。
訪ねる前はリラックススペースやマンガなどがある点から、集中して仕事に取り組めるのかと少し不安もあったのですが、実際に行ってみるとその心配は皆無。むしろ、目的に合わせ場所を変えることもできるため、一日中仕事に没頭することができました。今回は仕事後にサウナに入りましたが、仕事の間にサウナを挟み脳内をリフレッシュして仕事に取り組むなど、今回利用したカフェ利用とサウナ利用がセットになったプランを使えば自由自在に行き来することができます。コワーキングスペースとしてもサウナ施設としても大満足で、これからも理想のコワーキングスペースを探して旅に出続けていきます!
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Yoichi Taguchi:
福岡と軽井沢を愛する東京の下町出身の一児のパパ。自転車で東京~名古屋、ヒッチハイクで日本最北端の宗谷岬と本土最南端の佐多岬に行った経験あり。バックパッカー時代を含め世界約20か国を巡るほどの海外旅行好き。半分趣味で週末に訪日外国人に地元の飲食店を紹介するローカルツアーガイド経験もあり、プライベートで外国人の友達と定期的に飲みに行く等定期的な国際交流は習慣。グルメ旅、サウナ旅、JALのどこかにマイル、理想のコワーキング巡り等好奇心が爆発しそうな今日この頃。今一番興味があるのはアート旅で、最近面白かったのは21_21 DESIGN SIGHTが開催していた「ルール展」。
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