"軽井沢依存症"のリモートワーカーが考える本気の日帰りプラン
先月に続いて訪れた軽井沢。"軽井沢依存症"と自負する私ですが、地元の人ならではの声を集めて旅をするスタイルが気に入っており、今回もお店の方が教えてくれた情報を基に全力で軽井沢を楽しんでみました。仕事が快適にできるスペースもあったため、仕事に遊びにと充実した一日を紹介します。
■軽井沢の朝を制するため、珍しいメキシココーヒー店へ
軽井沢駅に着き、まず訪ねたのは「CR.CACTUS cafe & accessory」。軽井沢通の友人からおすすめされた店で、調べてみると朝8:00からオープンしていてメキシコ産コーヒーとモーニングが楽しめると知ったため、おなかを空かせて向かいました。日本では珍しいメキシココーヒーと、人気No.1という「ホットサンド・メキシカン」をさっそく注文。メキシコ好きが高じ、3年ほど前に東京から移住して店をオープンさせた、というオーナーで気さくな雰囲気でした。メキシコは世界有数のコーヒー産地の1つと言われているのですが、日本への安定供給が難しく、メキシコのコーヒーを取り扱っている店は少なく、特に専門的に扱っているのはとても珍しいとのこと。メキシココーヒーの味わいは酸味も香りもほど良くバランスが取れていて誰でも飲みやすいのが特徴で、少し辛みのあるホットサンドとも相性が抜群でした。
私が軽井沢を好きなポイントは、自然がありながらアクセスにも優れている点。駅周辺でレンタサイクルをして、旧軽井沢銀座までの約2kmをゆっくりサイクリングで楽しむのが私のルーティンです。いつも利用しているのは「白ネコサイクル」。理由は、普通自転車であれば1日借りても700円という圧倒的なお得さで、電動自転車でも1日1,000円とほかのレンタサイクルと比べても半額程度で借りられます。
■ローカル情報の入手は旧軽井沢銀座にて
必ず訪れているのは旧軽井沢銀座。軽井沢駅から旧軽井沢銀座までの道のりに魅力的な店が多くあることはもちろん、「ドライフラワーショップ風花」が目当てで、いつも最初に訪ねます。妻がドライフラワー好きなので、毎年夏に店自慢のサマーチェリーを買い替えるのがルーティン。以前は「ドライフラワーショップ野ばら」として約40年営業され、昨年から旧軽井沢銀座で店名を変えオープンした店舗です。オーナーとはすっかり顔見知りになり、地元の最新情報をいつも教えてもらっています。「地元ならではの情報が知りたいなら」と、オーナー曰く"軽井沢で一番軽井沢に詳しい"と、紹介されたのはカフェ「脇本陣 江戸屋」のオーナー。さっそく「脇本陣 江戸屋」を訪ね、店自慢のコーヒーをいただきました。オーナーの話によると、旧軽井沢エリアにある泉「御膳水」は、軽井沢宿に宿泊した旅人の御膳に使用する「御膳水」として活用され、この店でも「御膳水」を使用しており、コーヒーが美味しい理由の一つとのこと。明治11年の明治天皇御昼行在所にても使用された由緒ある大切な水源で、軽井沢のなかでも水が美味しい地域で地元の誇りだそうです。
昼食時に訪ねたのは、地元住民から絶大な信頼を得ている「ナマステQ軽井沢」。私自身もかねてより行きたかった店で、東京・吉祥寺に本店を構えるネパールカレーの名店「Sajilo Cafe」で修業をしたネパール出身の2人が2019年にオープンしました。「Sajilo Cafe」も好きなので、どんな違いがあるのかも知りたく店を訪問。注文したのはBランチセットで、ナンをチーズナンに変更。「Sajilo Cafe」のチーズナンが大好きなのですが、「ナマステQ軽井沢」のチーズナンは今まで食べたなかでも最もボリュームがあるナンで、ネパール旅行をした際に食べた現地のカレーを思い出すほど、本場の味に近いものでした。
■気軽な利用が可能な「THE CIRCLE KARUIZAWA」でリモートワーク
ちょっと仕事をしたいな、と思ったときにも軽井沢であれば仕事環境が整ったコワーキングスペースが多くあり、今回は「THE CIRCLE KARUIZAWA」を選びました。「オシャレだけど何のお店?」と思うような外観ですが、会員以外も利用ができるコワーキングスペースです。料金プランは3種類あり、1時間/1,100円、4時間/1,500円、8時間/3,300円。継続的に通う場合にはフリーアドレスやフィックスアドレスのプランもあり、働き方に合わせて自由度高く使えるのがポイント。内部は開放的なフロアになっており、通信環境を含め快適に仕事ができ、居心地も抜群でした。コワーキングスペースやカフェ利用だけではなく、お酒が飲めたりワークショップが行われることがあるなど、仕事以外でも気軽に足を運べる空間になっていました。
自然に恵まれながら不便なく自分流で楽しめる、軽井沢。リモートワーカーの間で熱い街でもあるため、適度に遊びながら不自由なく仕事ができ、何度訪ねても飽きない場所です。今回の日帰り旅のように、旧軽井沢エリアで地元の方におすすめスポットやグルメを聞いてみると、街の理解が深まりさらに魅力的な店を見つけられることも。これからもローカルな軽井沢情報を届けていく予定なので、お楽しみに。
【関連リンク】
リゾートワークをするなら軽井沢!最新コワーキングスペース 実録体験記
理想のコワーキングスペースを探してたら、横浜で楽園に出会った 実録体験記
西荻窪に自分の家?屋上でパーソナル水風呂? 最新コワーキングスペース 体験記
Yoichi Taguchi:
福岡と軽井沢を愛する東京の下町出身の一児のパパ。自転車で東京~名古屋、ヒッチハイクで日本最北端の宗谷岬と本土最南端の佐多岬に行った経験あり。バックパッカー時代を含め世界約20か国を巡るほどの海外旅行好き。半分趣味で週末に訪日外国人に地元の飲食店を紹介するローカルツアーガイド経験もあり、プライベートで外国人の友達と定期的に飲みに行く等定期的な国際交流は習慣。グルメ旅、サウナ旅、JALのどこかにマイル、理想のコワーキング巡り等好奇心が爆発しそうな今日この頃。今一番興味があるのはアート旅で、最近面白かったのは21_21 DESIGN SIGHTが開催していた「ルール展」。
※情報は、発行前日の情報をもとにトラベルズー編集部が独自にリサーチしたものであり、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
※写真はイメージです。